こんにちは、やまちゃんです。
そういえば、先日、実家に地元の友達家族が遊びに来てくれて、幼少期によく遊んだ和室で、子どもたちが鬼ごっことかかくれんぼをしてて、なんか微笑ましくて。だけど、そのとき襖に描かれてる山とか松の絵を見て、懐かしい気持ちになったんだけど、「これ、もしかして何十年もそのままなの?」って。 畳もそうだし、私がちょっと破っちゃった障子紙もそのまま。 和室のリフォームって、意外と手をつけにくいもんなんだな~って。
WALLPAPERSTOREにご来店やお問い合わせいただく壁紙のお悩みで、2番目に多いのが、和室。
自分のように、生まれ育った実家の和室の襖が古くさい柄だったり、汚れが目立ってめちゃくちゃ気になっている人。買ったマンションや賃貸のアパートでもなんだかインテリアが浮いてしまう和室がちょっと嫌。そんな方々です。
襖は丁寧に扱っていても、経年劣化によって破れたり色が褪せたりでボロボロになってしまいます。そんなときは、リメイクして部屋の雰囲気を一新するのがおすすめ。
目次
Toggle襖を張替え、おしゃれな和室に変える3つのポイント
和と同調できる壁紙を選ぶ
畳やカーテン、襖(ふすま)の縁の色味との相性気にしながら選ぶと失敗しないのでオススメ。壁がシンプルなら、柄物などを取り入れてフォーカルポイントにすることで、自分らしいコーディネイトを表現することも可能に。
和室の襖、壁紙の人気柄
和室と相性の良い壁紙は、たくさんあります。柄物も意外と合う和室。昔ながらの土壁風の壁紙も良いですが、北欧デザイン、アクセントに大柄なデザインなどもとても相性が良いです。
人気があるのは、北欧で有名な「マリメッコ」。ビビットな配色で描かれた大きなケシの花のデザイン、「ウニッコ」が有名ですよね。unikkoのような大胆な柄でも和室との相性抜群!小さい柄のpieni unikkoも可愛いですよ。ビビッドカラーだけでなく、柔らかい色味のデザインも◎
カラフルでポップなイメージが強いマリメッコですが、実は彩度低めでソフトな色合いのデザインも多数。淡い色なら家具やカーテンとも合わせやすい。オススメはpuketti。花束がモチーフになっていて、小さいお花がいくつも集まったブーケは可愛らしくも上品で、合わせやすいアースカラーもあるのでナチュラルな素材で成り立っている和室にもぴったり。
襖の印象は強い、天井や畳とマッチした雰囲気づくり
和室でも、押し入れの扉や、間仕切りとしても使われる襖(ふすま)。お部屋を占める襖の割合がとても大きいので、部屋の印象をガラリと替えます。広範囲だからこそ、周りの畳や天井、カーテンや家具との相性をしっかり考えながら選ぶことで、和室の雰囲気と同調した雰囲気を作ることができます。
DIYでもできる和室のリニューアル事例
事例①
こちらは、ヴァンゴッホのデザイン壁紙を使った事例。ゴッホが日本美術に影響を受けた「梅の花」は、和室との相性も抜群です。
事例②
こちらは和室にmarimekkoの壁紙を貼った事例。襖(ふすま)ではないですが、和テイストとの相性が良いことがわかります。
事例③
こちらは襖(ふすま)に好きなカラーと可愛いイラストが入った柄物の壁紙を取り入れた事例。襖(ふすま)の黒い縁に合わせて、黒いアクセントのあるイラストを。一見和室には合わなそうなデザインでも、合わせてみると可愛いかったりします。サンプルなどを取り寄せて合わせてみると試しやすいですね。
事例④
こちらは寝室の襖(ふすま)をメインに。大胆に木蓮の柄を取り入れた事例。さりげなく柄物を取り入れるのも良いですが、このようにお部屋の象徴としてアートのように取り入れるのも良いですね。
\実際にいろんな壁紙が試せる!/
襖張替えDIYの注意点
襖には色々な種類がある
襖は全部同じように見えますよね。実は、本ふすま・戸ぶすま・段ボール襖、と色々な種類があります。襖の種類によっては、自分で張るよりもプロにお願いした方がいい場合もあるので、よくチェックしておきましょう。
主な襖の種類
①本ふすま
②発泡スチロール襖
③ダンボール襖
④戸ぶすま(板襖、ベニヤ襖)
襖の見分け方
①本ふすま
②発泡スチロール襖
とても軽量で、周りの枠を外すことはできない。また、引出が釘で固定されていない場合が多い。
③ダンボール襖
発泡スチロール襖と同じく、とても軽量。同じく枠を外すことはできない。 引出が釘で固定されていない場合が多い。
④戸ぶすま(板襖、ベニヤ襖)
丈夫で重量感があり、表面を叩くとコンコンと硬い音がします。
壁紙の張り替えに適した襖
壁紙DIYで最も挑戦しやすい襖の種類は、「戸ふすま」です。襖の上に、直接壁紙を張ります。
デザインが豊富な輸入壁紙を張ることもできますが、国産壁紙と輸入壁紙では幅が違うので、ジョイント(継ぎ目)が見えないように張りたい場合は、国産壁紙を張ることがお勧めです。
さらに国産壁紙の上から「貼って剥がせるのり」を使って輸入壁紙を張ることも可能。現状回復可能な糊を使うことで、雰囲気を変えたくなったり、汚れてしまっても、気軽に張り替えることができるようになりますよ。
襖(ふすま)のDIY張替えって難しそうに感じるかも?でも大丈夫!この記事では、初心者でも簡単にできるコツや道具、タイミングまで、私の経験を交えて詳しく解説します!ぜひ参考にしてみてくださいね!
まとめ
賃貸の和室でもできる張替え簡単な壁紙
ご紹介した通り、襖にはさまざまな種類があります。賃貸の場合は、現状回復が求められるため、上記でご紹介した「襖紙の上から貼る」や「既存を剥がして貼る」というような方法でのDIYは難しいです。もし自分で張り替える場合は、賃貸オーナー様に確認するようにしましょう。
ですが、一つ前で紹介した通り、下地にすでに国産クロスが貼られている場合は、上から壁紙を貼っても現状回復できることも。その場合は、貼って剥がせるのりでちゃんと張り付くか、お試しキットを使って試してから、壁紙を貼ることをお勧めします。
豆知識「貼ると張るの違い」
「はる」といった言葉が登場する場面は、たくさんありますよね。 「壁紙をはる」はもちろん、「襖をはる」や、「タイルをはる」など。
ネットを調べていると、壁紙の「張り替え」と表記しているところと、「貼り替え」と表記しているところがあります。
正直、どちらでも間違ってはいないですし、どちらを使っても伝わります。そんなに気にすることではありませんが、気になる方のために少し解説します。
貼ると張るではこんな違いがあります。
- のりやボンドなどで、へばりつくものは「貼る」
- それ以外の一面を覆うもの、広がりのばすもの、いっぱいにするものは「張る」
和室がお気に入りの空間になって人生と暮らしが豊かに
和室といえばどんなことを思いますか??子供の時に障子紙を破いてしまって、家族みんなで貼り直し。 夏にお父さんが畳の上で気持ち良く寝ていた。畳の匂いってすごく落ち着く。親戚が集まった時にゲームをやった。
幼少の頃の実家の風景を思い出すと、襖に描かれたデザインであったり、和室はいつでも日本中の家族の暮らしを見守ってきた場所ですよね。
最近はちょっと肩身の狭い和室。今回ご紹介の和室を自分達のDIYでプチリフォームしたら、また家族みんなの笑顔が戻ってくるかも。壁紙を通して、そんな価値が提供できたらものすごく嬉しいです。
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