ショップへログイン ショップのカートを見る 商品検索ページへ
壁紙のひび割れをDIYで補修する方法を紹介するアイキャッチ画像。ドア上部の壁紙が裂けている様子。

壁紙が割れたときの原因と対処法|ひび割れや隙間をDIYで補修!

ふと壁を見上げたときに気づく、壁紙のひび割れ(クラック)。「そういえば、ずいぶん前からクロスの隙間が目立っていたな……」と、日々の忙しさの中でついつい放置してしまっていませんか?

「2〜30年も経てば経年劣化だし仕方ない」と思っていても、一度気になり出すと、部屋全体が古びて見えてどんよりした気持ちになってしまうものです。かといって、業者を呼んで大掛かりな張り替え工事を依頼するとなると、高額な費用も手間もかかって本当に大変ですよね。

結論から言うと、壁紙のひび割れは業者に頼まなくても、自分の手で綺麗にすっきり直せます。

この記事では、建築知識も交えながら壁紙が割れてしまう本当の原因を解説し、自分でできる2つの DIY メンテナンス方法を分かりやすく紹介します。サクッと目立たなくさせる王道のコーキング補修から、亀裂が多いときにおしゃれに一新できるリメイク術まで、あなたの好みに合わせて自由に選ぶことができます。

自分でできるのが一番いい!あなたに合った方法で、お気に入りの明るい空間を自分の手で取り戻しましょう!!

壁紙が割れた?ひび割れの原因は家の動きと経年劣化

お気に入りの我が家でも、10年、20年と暮らしているうちに、壁紙の表面にピキッとひび割れ(クラック)が発生することがあります。なぜ、普通に生活しているだけでクロスが割れてしまうのでしょうか。その原因は、決して手抜き工事などではなく、住宅の構造と素材の特性にあります。

窓下部の壁紙に縦長のひび割れが発生している様子

新築でも発生する?クロスの隙間や継ぎ目が目立つ理由

実は、壁紙のひび割れや隙間は、経年劣化だけでなく新築の家でも頻繁に起こるトラブルです。日本の木造住宅などの建築物は、季節の温度変化や湿度の影響を受けて、木材がわずかに膨張・収縮を繰り返しています。さらに、日々の小さな振動や地震によって、建物自体が目に見えないレベルで常に動いているのです。

壁紙の下地である 石膏ボード がその動きに引っ張られるため、どうしてもつなぎ目や継ぎ目の部分に負荷がかかり、表面のクロスが引っ張られてパカッと割れてしまいます。つまり、家が生きている証拠であり、ある程度のクラックが発生してしまうのは構造上「仕方のないこと」なのです。

木造住宅の柱や梁など、建物を支える木製の構造材

業者に依頼するメリットと事前の工程における現実

壁紙が割れたり隙間が目立ってきたりしたとき、「プロの職人にお願いして張り替えてもらおう」と検討する方も多いでしょう。プロによる張り替え工事は、選ぶ壁紙の種類や対応する面積によっては費用を抑えることも可能ですし、何より新築同様の完璧な美しさに仕上がるという大きなメリットがあります。

一方で、業者に依頼する場合は、事前の現地調査や見積もりのやり取り、施工当日の立ち会いなど、完成までにいくつかの工程が必要になります。そのため、「仕事が忙しくてスケジュールを合わせるのが難しい」「今あるひび割れを、今日のうちにその場でパッと解決したい」という方の場合は、自分のペースで進められるDIYを検討してみるのも一つの方法です。

職人が下地処理をして新しい壁紙を貼る様子

スタッフの声

失敗する前に知ってほしい壁のリペアのリアル

当店に壁紙の張り替えのご相談に来られる方でも、実は「壁紙に亀裂が入ってしまったのをなんとかしたい」というきっかけでお越しになるお客様がとても多いです。

中には、なんとか自分で隠そうとして、上から100均のリメイクシートを貼ってみたものの、時間が経ってペラペラ剥がれてきてしまい、さらに剥がした後の「のり残り」がドロドロになってどうにもならなくなり、最終手段として張り替えを検討される方もいらっしゃいました。

リメイクシートのり残り

もちろん、プロの張り替え工事にお任せいただければ、経験豊富な職人さんが下地の亀裂をパテ処理でしっかり綺麗に平らにしてから施工するため、お部屋の雰囲気もガラリと変わり、本当にたくさんの方に喜んでいただけます。

ただ、家具を動かしたりスケジュールを空けたりと、それなりに事前の準備が必要になるのも事実。プロの張り替えも間違いなく素敵ですが、実は「のり残り」の心配を一切せずに、自分の手でもっと気軽に傷跡を隠せるDIY方法もあるんです。その具体的なやり方を、ここから詳しく紹介していきますね!

亀裂が少ない箇所に!コーキング剤で埋める王道DIY

壁全体のひび割れではなく、「ここだけピキッと1本隙間が空いている」という部分的なケースなら、部分補修が一番手軽でコストもかかりません。まずは、DIY初心者でも失敗しにくい王道のコーキング補修から見ていきましょう。

ホームセンターで買える!ジョイントコークの使い方と注意

クロスのすきまや継ぎ目の穴埋めパテとして抜群に便利なのが、ホームセンターやAmazon等のストアでも手に入る水性アクリル樹脂系のコーキング剤(「 ジョイントコーク 」など)です。価格も手頃で、ホワイトやアイボリーなど壁紙の色味に合わせたカラー選びが可能です。

使い方はシンプルで、本体のノズルの先端を数mmほど斜めにカットし、ひび割れ箇所にスーッと充填していきます。ただし、ノズルの先端を太く切りすぎると、必要以上の量がドバッと出てしまい仕上がりが凸凹になる原因になるため注意してください。また、アクリルエマルジョン成分のコーキングは乾燥すると少し肉痩せして凹む特性(収縮)があるため、少したっぷりめに充填するのがコツです。

壁紙の隙間やひび割れの補修に使用するジョイントコークA

乾燥後の仕上がりを綺麗にするための指先を使ったおすすめの方法

コーキング剤をひび割れに充填した後は、そのまま放置せず、乾く前に表面の質感を周囲のクロスと馴染ませる作業が重要になります。

日本の住宅に多い凸凹とした立体感のある壁紙の場合、ヘラを使ってベタッと引き延ばしてしまうと、そこだけ平らになってかえって目立ってしまう原因になります。コーキングを一度に盛りすぎないよう、少しずつ隙間に乗せていき、はみ出た部分は自分の「指先」を使って優しくちょんちょんと叩くようにして馴染ませていきましょう。

最後に、固く絞った濡れ雑巾などで周囲に残った余分な成分を優しく拭き取ります。力を入れて擦りすぎると、壁紙のめくれやハゲに繋がるため、あくまで表面を軽く整えるイメージで行い、完全に乾燥するまで時間を置いて待ちましょう。

コーキングで補修する手順

コーキングを指でなじませて、壁紙の小さな欠けを補修する手順

スタッフの声

プロも自宅に常備!ジョイントコークの万能な使い方

実はこのジョイントコーク、私たちプロの壁紙張り替え現場でも、壁紙と天井の間や「入隅(部屋の四隅の引っ込んだ角)」の隙間を埋めるために必ず使う必須アイテムなんです。

基本はそういった隙間用ですが、一般の方でも使いこなせばかなり万能に活躍してくれます。たとえば、ちょっとペロッと剥がれてしまった壁紙の裏に、ボンド代わりにジョイントコークを少し塗って、上からローラーなどでコロコロと押さえてあげれば、まるで何事もなかったかのように綺麗に元通りになります。

私も自宅にいくつかのカラーをストックしていて、家具が当たったりして壁紙がめくれてしまった時は、すぐにその場で補修しています。

ホワイトやアイボリーなど、ご自宅のクロスの色味に近いものを1本常備しておくだけで、ひび割れだけでなく、傷が大きく剥がれてしまう前の「早めの対処」ができるので本当に便利でおすすめですよ!

亀裂が多いなら!上からおしゃれな壁紙を貼る方法

もし壁のあちこちにひび割れが広がっていたり、クロスの隙間が何本も走っていたりする場合、それらをコーキングやパテで1箇所ずつ埋めていくのは膨大な時間と根気が必要になり、大変な作業になってしまいます。そんなときこそ、壁紙の上からお気に入りの「壁紙」を貼るリメイクがベストな解決策になります。

1本ずつ穴埋めパテは大変?下地を隠して表面を綺麗にリペア

亀裂の数が多い壁面を1本ずつ 補修 しようとすると、仕上がりが凸凹してしまい、かえって部分補修の跡が目立ってしまうケースが少なくありません。

そこで、既存のクロスを剥がさず、その上から厚みやデザイン性のある 輸入壁紙 をペタッと貼って、ひび割れごと完全にカバーしてしまいましょう。輸入壁紙は、日本の一般的な無地クロスと違って、色鮮やかなカラーや洗練された柄のジャンルが非常に豊富です。この「柄(パターン)」があるおかげで、下地の細かな凹凸やクラックによる影響を表面に響かせず、完全にシャットアウトして綺麗な壁面を瞬時に取り戻すことができます。

失敗知らず!貼って剥がせる壁紙用のりでの施工ステップ

輸入壁紙のリメイクで最もおすすめなのが、専用の「貼って剥がせる壁紙用のり」スーパーフレスコイージーを使用する方法です。特にフリース(不織布)素材の壁紙は破れにくく丈夫なため、この専用のりと組み合わせることで、DIY初心者でも驚くほど簡単に施工できます。

やり方は、壁側に直接 ローラー やハケを使って専用ののりを塗り、上から輸入壁紙を合わせて貼っていくだけ。のりが乾くまでの時間内であれば何度でも位置を微調整できるため、 柄合わせ やつなぎ目の処理も失敗しません。

何より、こののりは乾燥した後でも、剥がしたくなったときに水を含ませることでスルリと綺麗に剥がせるのが最大のメリット。100均のシートのようにベタベタしたのり残りが発生する心配が一切ないため、大切な住まいを傷つけずに安心してイメージチェンジを楽しめます。

スタッフの声

雰囲気を変えたい!半日で生まれ変わったアクセントクロス

当店でも一番お客様におすすめしている方法が、まさにこの「貼って剥がせるのり」を使った壁紙DIYです。

実は先日、ひび割れに悩まれていたわけではないのですが、「お部屋の雰囲気をガラリと変えたい!」というご要望で、気軽にできる壁紙DIYに挑戦されたお客様がいらっしゃいました。その結果、 アクセントクロス でお部屋がおしゃれに生まれ変わったのはもちろん、気になっていた壁のひび割れまで、まるで最初からなかったかのように綺麗に消えてしまったんです!

施工にかかった時間は、なんと半日もかからなかったとのこと。この「思い立ったときにサクッとできる気軽さ」も、貼って剥がせるのりならではの大きな魅力です。

おしゃれな雰囲気に生まれ変わって、破れた壁紙の隙間も見えなくなり、本当に良い気分転換になったと喜んでいただけました。ただ直すだけでなく、おうちを楽しく変身させるワクワク感を、ぜひ当店で体感してほしいなと思います!

窓下のひび割れた壁紙の上に、植物柄の壁紙に張ったビフォーアフター

自分でできるのが一番いい!あなたに合った対処法の選び方

ここまで、壁紙のひび割れ(クラック)を自分で綺麗に直す2つのアプローチを見てきました。「家は動くものだから割れるのは仕方のないこと」と分かった上で、自分の住まいに合わせた最適なケアを選んでいきましょう。

部分的なメンテナンスから部屋全体のイメチェンまで対応

今回の2つの解決策は、壁紙の傷み具合や「どう仕上げたいか」によって綺麗に使い分けることができます。

ジョイントコーク(コーキング)が向いている人

・ひび割れが1〜2本程度と少なく、部分的にサクッと目立たなくさせたい場合

・道具を多く揃えず、自分の指先を使ってその場ですぐに直したい場合

貼って剥がせるのり×輸入壁紙リメイクが向いている人

・亀裂が広範囲にたくさんあり、コーキングでは追いつかない場合

・壁の汚れや画鋲の穴、古い飾り跡などもまとめて綺麗に隠したい場合

・この機会にお気に入りの柄やカラーを取り入れて、海外風の明るいお部屋へイメチェンしたい場合

このように、状況に合わせた「自分でできるメンテナンス」を知っておくだけで、これからは壁の傷を見つけるたびにガッカリする必要はなくなります。

ピンチをチャンスに!LINEでの気軽なご相談もお待ちしています

先日も、お客様から「壁紙のひび割れがどんどん広がってしまって……もう高額な張り替え工事をするしかないですか?」という切実なご相談をいただきました。

そこでおうちの壁のお写真を見せていただいたところ、十分にDIYでカバーできる状態のひび割れでした。そこで「上からおしゃれな壁紙を貼る方法」と「アートパネルで可愛く隠す方法」の2つをご提案したんです。

結果的にお客様は「上から貼るDIY」を選ばれたのですが、後日、「選んだ動物柄の壁紙を見て、子どもたちが大喜びしてくれました!」と本当に嬉しそうなご報告をいただきました。

ひび割れを見つけると最初はショックですが、それをきっかけに、以前よりもっとお気に入りで愛着のわく「素敵な暮らし」へと発展していく。そのお手伝いができることが、壁紙屋として何よりの喜びです。

ひび割れの数や状態によって、あなたにとっての「最適な近道」は違います。もし「うちの壁はどっちの方法が合っているんだろう?」と少しでも迷ったら、ぜひその悩んでいる壁の写真を撮って、当店のLINEから気軽に送ってください!「これなら指先コーキングで直るよ」「こんな柄で隠すとお部屋が明るくなるかも!」といった、プロならではのアドバイスを喜んでさせていただきます。

自分の手で、おうちをもっと大好きな場所に育てていきましょう!

貼れる?合う?迷ったらLINE相談。サンプルが欲しい・ブルーの壁紙を紹介して欲しい・この壁にもDIYできる?などお気軽にご相談ください。

株式会社ミライズ 山口剛
山口 剛 (WallStylist & チームスタッフ共著)

Message

山梨県出身。家業である壁紙の卸業を継ぎながら、壁紙専門店「WALLPAPER STORE」のウェブ編集者として活動中。子どもの頃から壁紙という素材に親しみ、その魅力に気づいたのは大人になってから。「空間を一変させる壁紙の力」に感銘を受け、家業とともにインテリア業界での新たな挑戦をスタートしました。 「WALLPAPER STORE」では、壁紙の魅力をより多くの人に届けるため、サイトやSNSで情報を発信しています。DIY好きのチームメンバー「かべのこ」「くーちゃん」「あさくま」そして施主の想いや暮らしに寄り添いながらインテリアを一緒に創り上げる「ウォールスタイリスト」とともに、初心者にも取り組みやすいアイデアをブログやコンテンツを通じてお届けしています。

Profile

1983年、山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学SFC卒業後、インテリジェンス(現パーソルキャリア)に新卒入社。事業企画担当として、中期経営計画策定や予算管理、プロジェクトマネジメントなどに従事。関連会社の統合や事業譲渡、合弁会社立ち上げといった幅広い経験を積む。週末は息子のサッカーに付き添いながら、自分より熱が入ってるかもと思うこともしばしば。根っからの浦和レッズファンで、週末のTV観戦が何よりの楽しみ。子どもが寝た後は、ビールを片手にAirPodsで大音量観戦するのが最高のリラックスタイム。たまに盛り上がりすぎて家族に突っ込まれるけど、それもご愛敬。