目次
Toggle壁紙補修テクニック|亀裂や黄ばみを100均グッズでキレイに直す方法
壁紙の剥がれ・カビ・黄ばみ…劣化が起きる原因とその前兆を徹底解説
剥がれ・浮きの原因
壁紙の剥がれや浮き、気になったことはありませんか?特に継ぎ目や家具の後ろなど、ふと見たときに「あれ?」と気づくこともありますよね。
壁紙の剥がれは、主に 湿気や経年劣化、そして 接着のりの劣化 が原因。たとえばキッチンや洗面所など、乾燥しにくい場所では、のりが湿気を吸って接着力が弱まり、壁紙が浮いてしまうことがあります。
また、施工時にのりの塗りムラがあった場合や、クロスの種類によっては接着しにくいタイプもあるので、部分的に浮いたり剥がれたりすることも。建物のゆれや壁のわずかな変化でも、剥がれたり亀裂が入ることがあるんです。
特に 継ぎ目(ジョイント) や角は剥がれやすい ので注意が必要。でも、最近では100均にも専用の補修アイテムがあり、DIYでも十分対応できます。ローラー付きの便利なグッズや、サイズ別にカットされた補修シールなど、種類も豊富で自分でも簡単に補修ができるんです。
まずは 剥がれた部分をしっかり確認 して、適切な補修方法を選ぶこと が大切。湿気が多い雨の日より、晴れて乾燥した日に作業すれば、仕上がりもよりきれいになります。
カビや黄ばみの発生条件
壁紙にカビや黄ばみが出てくると、見た目にも清潔感がなくなってしまう...。しかも、放置しておくと汚れがどんどん広がってしまい、補修の手間も増えてしまいます。ここでは、そうしたカビや黄ばみの発生する原因と環境について解説します。
カビが発生しやすいのは湿気がこもりやすい部屋や換気が不十分な場所。特にクロスの裏側に湿気がたまりやすい洗面所や脱衣所、クローゼットの中などは要注意です。素材によっても発生しやすさが異なり、見えない部分に広がっていることもあります。
カビ取りのためには掃除用のスプレーや洗剤を使う方法が一般的ですが、素材によっては使える洗剤が限られる ことも。市販のカビ取りスプレーを使う際は、必ず換気をしながら行うようにしましょう。
一方、黄ばみの主な原因はタバコのヤニや調理中の油汚れ。これらが時間をかけて染みつくことで徐々に色が変わります。特に白いクロスは目立ちやすいため、汚れがひどくなる前に掃除や換気を心がけることが大切です。
補修では、汚れた部分を優しく掃除してから補修シールや リメイクシート でカバーするのも有効。100均にも便利なアイテムが揃っているので、DIY感覚で手軽に試せますよ。
亀裂やシミができる理由
壁紙に細かい 亀裂(クラック) やシミが現れてくると、部屋全体の印象がちょっと古びた感じになってしまいますよね。これらは見た目だけでなく、壁の内部に問題があるサインかもしれません。ここでは、そうした亀裂やシミが発生する原因について解説します。
まず、亀裂が起こる原因のひとつが、建物のわずかなゆがみや下地の動きです。たとえば、新築から数年の家では、木材や石膏ボードの乾燥によって収縮が起き、それに引っ張られるように壁紙がひび割れたり、クロスの継ぎ目に亀裂ができたりします。これを壁紙業界では「クラック」と呼んだりします。特に施工後すぐの時期や、季節の変わり目には注意が必要です。
また、下地となる 石膏ボード 自体にひずみがあったり、壁紙を貼る前の処理が不十分だった場合にも、表面にひび割れが出ることがあります。これはキッチンやドア周りなど、使用頻度が高く壁に負荷がかかりやすい部分で特によく見られる症状です。
シミの原因としては、水漏れや結露などの湿気が関係していることが多いです。特に、天井や壁の上部にできる茶色っぽいシミは、水分が内部に染み出してきた証拠です。そのまま放置するとカビにつながることもあるため、早めの対応が必要です。
DIYで補修をする場合、亀裂やシミのある部分の状態をよく観察してから作業を始めましょう。表面だけを補修しても、下地の問題を解決しない限り再発してしまうことがあります。まずは原因を見極めてから補修範囲を判断すると安心です。
壁紙補修は下準備がカギ!失敗しないための道具選びと基本ステップ
必要な道具をそろえよう(100均で揃うアイテムも紹介)
壁紙の補修に使う道具は、目的によって必要なものが変わってきます。作業内容に合ったアイテムを選ぶことで、失敗も防げて、よりきれいに仕上がりますよ。ここでは「よくある補修パターン別」に、最低限そろえておきたい道具を紹介します。
■ 剥がれ・浮きへの補修に必要な道具
- 壁紙用接着剤( ジョイントコーク でもOK)
- 空気を抜くためのローラーやヘラ
- 汚れを落とすための柔らかい布 or スポンジ
→ 剥がれて浮いてきた部分にのりを塗り、しっかり押さえて貼り直す方法です。広がらないうちに対処するのがポイント。
■ 破れ・キズへの補修に必要な道具
- 補修用シールやリメイクシート(無地・柄物など)
- カッター/ハサミ(シートをサイズ調整する場合)
- 定規(まっすぐにカットする用)
ポイント: 穴あきや破れ部分を隠すときは、元の壁紙に近い色・質感のシールを選ぶと目立ちにくくなります。無理に広げず、必要な分だけをカットして使いましょう。
■ カビや汚れの掃除に使う道具
- 重曹や中性洗剤(100均の粉末・スプレーでOK)
- 除菌用アルコール(ダイソーのアルコールスプレーでもOK)
- スプレーボトル・キッチンペーパー or 柔らかい布
ポイント: 洗剤は直接スプレーせず、布に吹きかけてから優しく拭くのが基本。仕上げに乾拭きやドライヤーで乾燥させると、カビの再発防止にも効果的です。
道具は無理に全部そろえなくても大丈夫。 補修したい内容を見極めて、必要なものから少しずつそろえるのがおすすめです。100均でも一通りそろうので、まずは気になるところから気軽に始めてみましょう。
補修前に行うべき下準備
壁紙の補修は、道具をそろえただけではまだ準備完了とは言えません。きれいに仕上げるためにして欲しいのは、補修前の下準備。これが意外と大事なんです。ちょっと面倒に思えるかもしれませんが、このステップを丁寧に行うことで、補修の完成度が上がります。
まず最初にやっておきたいのが、補修部分の掃除です。壁紙にはホコリや皮脂汚れ、キッチン周りなら油分など、さまざまな汚れが付着しています。汚れが残ったままだと接着剤やシールがうまく貼れず、すぐに剥がれてしまうことも。
ここで活躍するのが、100均でも手に入る洗剤スプレーや重曹入りクリーナー、柔らかいスポンジなどの汚れ落としグッズ。素材を傷めないように、優しく掃除しましょう。特にクロスの表面がデリケートなタイプの場合は、強くこすらないのがポイントです。
また、壁紙の浮きや剥がれを壁紙を貼り換えて補修する場合は、下地に浮きがないか確認すると◎ ボードなどの下地にゆがみや穴があると、せっかく貼っても長持ちしないので、必要に応じて下地の補強や パテ埋め をしてから補修に入るのが理想です。
補修作業は、湿気が少なく乾燥した日を選ぶと、接着剤やシールがしっかり固定されやすくなります。ちょっとした気配りで、安心の仕上がりにつながりますよ。
壁紙のトラブル別対処法|剥がれ・シミ・破れも100均グッズで簡単補修!
剥がれた壁紙をキレイに直すには?
壁紙の剥がれは、ちょっと見栄えが悪くなるだけでなく、放っておくとどんどん広がってしまうことも...。初心者でもキレイに直せるので、ひどくなる前に実践できる、正しい補修方法をご紹介します。
まずは、剥がれた部分の状態を観察しましょう。壁紙が浮いているだけなのか、下地が見えているのかで対応が変わります。
小さな剥がれなら、壁紙用の接着剤や両面テープでOK。浮いた部分にのりを塗り、ヘラやローラーで空気を押し出すように貼り付ければ、見た目もきれいに仕上がります。
広い範囲や破れは、補修用シールやリメイクシートの出番です。木目調やタイル風など種類も豊富で、雰囲気に合わせて選べます。
作業前には必ず掃除をして、汚れやホコリを取り除くことが重要です。これを怠ると、接着剤が効かずすぐ剥がれてしまいます。
大掛かりな施工をしなくても、100均の道具と少しの手間でしっかり補修できます。DIY初心者も、まずは小さな剥がれから挑戦してみてはいかがでしょうか?
カビ取りの正しい手順と注意点
壁紙にカビが出てくると、見た目が悪くなるだけでなく、衛生面でも不安になりますよね。とはいえ、塩素系の強力な洗剤を使うと、クロスの変色や劣化につながる可能性もあるため注意が必要です。壁紙のカビ掃除は、素材にやさしい方法で安全に行うのがポイントです。
まずは換気から!
掃除を始める前に、まず換気しましょう。空気の流れをつくることで、カビの胞子がこもるのを防げます。
重曹でやさしく掃除する
ナチュラルクリーニングで人気の重曹は、壁紙にも使いやすいアイテムです。
- 水100mLに小さじ1の重曹を溶かしてスプレーを作る
- 布やキッチンペーパーに吹き付けて使う
- カビ部分をやさしく拭き取る
重曹は軽度のカビや黄ばみを同時にケアできるのが嬉しいポイント。ただし研磨性があるため、使用後は水拭きで仕上げるのが安心です。
無水エタノールの代用品:除菌アルコール78
エタノールには除菌・防カビ効果があり、カビ取りにはとても有効です。ただし無水タイプは100均にはほとんど置いていません。
ダイソーのアルコール除菌スプレー(100mL)はエタノールが56%ほど入っていて、軽度のカビなら十分。
それでも落ちない場合は、業務スーパーなどで買える「除菌アルコール78」(300mL)がおすすめです。エタノール78%で塩素不使用、壁紙にも安心して使えます。
ただし、直接スプレーはNG!
胞子が舞い上がって吸い込むリスクがあるため避けましょう。
正しい使い方:
- アルコールをキッチンペーパーや布に吹きかける
- カビ部分をやさしく拭き取る
- 掃除後はしっかり乾燥させる(必要ならドライヤーで)
エタノールは除去と防カビを同時に叶える便利アイテムです。
カビを防ぐには環境も大事
掃除が終わったら、再発防止も忘れずに。たとえば…
- 家具を壁から数cm離して空気を通す
- 湿気がたまりやすい部屋では除湿機やサーキュレーターを併用する
- 定期的に窓を開けて換気する
といった、カビが生えにくい環境づくりも合わせて行うことが大切です。
強力な洗剤や塩素系スプレーを使わなくても、100均で手に入るアイテムとちょっとした工夫で、壁紙のカビはしっかり掃除できます。やさしく、安全に。まずは試してみてくださいね。
黄ばみ・汚れ落としのコツ
壁紙の黄ばみや汚れは、時間とともにじわじわと目立ってきて、部屋全体が古びた印象になってしまいます。特に白や明るい色のクロスは汚れが目につきやすいものです。でも、正しい掃除方法とちょっとした工夫で、かなりキレイにすることができます。
黄ばみの原因を知っておこう
壁紙の黄ばみの主な原因は、「タバコのヤニ」「調理中の油はね」「手垢や皮脂汚れ」など、生活の中で自然に付着するものです。特にタバコの煙は、壁紙に染み込むように広がり、時間が経つほど落としにくくなってしまいます。
洗剤を使う前に試したい!やさしい掃除法
まず試してみてほしいのが、水拭き+重曹の組み合わせです。
100均でも手に入る重曹を水に溶かし、スプレーで吹き付けてから、やわらかいクロスやスポンジでやさしく拭き取ります。おすすめの配合は「水100mLに対して小さじ1の重曹」。しっかり溶かして使えば、研磨による傷の心配もほとんどありません。
重曹は、タバコのヤニや油汚れなどの酸性の汚れに強く、自然由来で安心して使えるのがポイントです。落ちにくい場合は、少し置いてから拭くと汚れが浮いてきやすくなります。
汚れがしつこいときは中性洗剤を
黄ばみがひどい場合や、長年放置して固まった汚れには、中性洗剤を薄めて使う方法も効果的です。ただし、洗剤を使うときも「直接壁紙に吹きかけるのはNG」で、布やスポンジに含ませてから拭き取るようにしましょう。その後は必ず水拭きをして、成分をしっかり落とすことも大切です。
最後はしっかり乾燥を
掃除が終わったら、壁紙が完全に乾くまで風通しを良くしておくことも忘れずに。湿ったままだと、汚れやカビの再発につながってしまいます。扇風機やドライヤーの弱風を当てると、乾燥もスピーディにできますよ。
黄ばみや汚れは「もうダメかな…」と思っても、重曹や中性洗剤などを使えば意外とスルッと落ちることもあります。まずは小さな部分から、無理のない範囲で試してみてくださいね。
それでもどうしても落ちない場合は、汚れた部分の上から新しい壁紙を貼って“リメイク”する方法もあります。この裏ワザ的なテクニックは、後の章「DIYでできる!壁紙の上から貼るリメイク術」で詳しくご紹介しますので、そちらもぜひチェックしてみてください!
亀裂や破れをシールで隠す裏ワザ
壁紙に細かい亀裂や破れができると、見た目が気になってしまいますよね。とはいえ、大がかりな貼り替えや専門業者への依頼はハードルが高い…。そんなときに使ってみてほしいのが、「シールタイプの壁紙シートで隠す方法」です。
最近は100均でも、壁紙風のリメイクシートが手に入るようになりました。破れた部分の上から貼るだけで、簡単に目立たなくなり、見た目をおしゃれに整えることもできます。
たとえば:
- 白系クロス調の補修シート(無地で目立たない)
- 木目調・タイル柄などのアクセント系シールタイプ壁紙
- 壁の角がちょっと破れてしまった
- 巾木やドア枠の近くがこすれてキズになった
- コンセントまわりの汚れを隠したい
- 必要なサイズだけカットして貼るだけなので作業も簡単
- 壁の一部をアクセントとしても使える
- 万が一失敗しても、110円なら気軽にやり直せる◎
- 白やベージュ系は既存の壁紙になじみやすい
- 小さなサイズなので、部分補修に特化
- 薄型なので段差ができにくく、仕上がりが自然
- 水や洗浄液を入れられるスプレーボトル
- 粉末タイプの重曹
- アルコール成分入りの除菌スプレー
- 小型のローラーは100均でも入手可能
- ヘラは段差をならしたり、端までしっかり貼るのに便利
- ゴミが出ない・時短になる古い壁紙を剥がす手間がないぶん、準備も片付けもラクになります。
- 下地を傷めにくい
賃貸物件にも向いているのがポイントです。 - 初心者でも取りかかりやすい難しい工程が少なく、DIYが初めての方でも安心して始められます。
- のりやアイテムを選べばしっかり密着&キレイに仕上がる当店で扱っている「スーパーフレスコイージー」は、貼ってはがせる専用のり。輸入壁紙との相性もよく、乾燥後にはがしても下地を傷めにくいのが特長です。
-
既存の壁紙が浮いていたり、めくれている場合は補修してから
下地の状態が悪いと、浮きやシワの原因になります。
-
凹凸のある壁紙だと段差が出ることも
その場合は、厚みのある壁紙を選ぶか、下地を軽く整えるとよりキレイに仕上がります。
-
のりの種類に注意
一般的な強力タイプののりを使うと、はがしたときに下地が傷む可能性も。「スーパーフレスコイージー」のように、貼ってはがせる再剥離タイプののりを選ぶことで、失敗しても安心です。
- 季節ごとにイメージチェンジ
- 子ども部屋の成長に合わせたリメイク
- キッチン・玄関・トイレなど“部分使い”にも◎
これらはcm単位でカットして貼れるものが多く、必要な部分だけDIY感覚で補修できるのが魅力です。貼る前にはホコリを取り、空気を抜きながら丁寧に貼るのがきれいに仕上げるコツです。
最近は「貼ってはがせるタイプ」もあり、失敗してもやり直しできる安心感があります。賃貸のお部屋にも使いやすいのが嬉しいですね。
ただし、亀裂や破れが広範囲だったり、補修跡が気になる場合には、部分的な隠し方では限界を感じることも。そんなときは、思い切って“壁紙ごとリメイクする”のもおすすめです。
当店では、貼ってはがせるタイプの 輸入壁紙 をDIY向けに販売しています。専用のり「スーパーフレスコイージー」を使えば、初めての方でも気軽にチャレンジできますよ。次の章では、こうした「壁紙の上から貼る」リメイク術について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
100均でできる!初心者でも簡単な壁紙補修&リメイクアイデア集
便利な補修シール・シート特集
「ちょっとだけ補修したい」「DIY初心者だから気軽に始めたい」そんなときに活躍してくれるのが、100均で手に入る補修用のシールやリメイクシートです。最近は見た目にもこだわった商品が多く、補修しながらおしゃれも楽しめるのが魅力です。
無地タイプでなじませ補修
壁紙の剥がれやキズを目立たなくしたいときは、無地でシンプルな補修シートがおすすめ。特に白系やベージュ系はクロスになじみやすいので、貼るだけで自然に仕上がります。
破れや亀裂など、部分的な補修にぴったりで、サイズもcm単位で調整できるので、必要なところだけ使えるのが便利です。
木目調・レンガ柄でおしゃれにアレンジ
「せっかく貼るなら、ちょっとかわいくしたい」「補修っぽく見せたくない」そんな方には、木目調・レンガ柄・タイル柄などのデザインシートがおすすめです。
壁紙のダメージを隠しながら、アクセントウォール風にアレンジできるので、見た目の満足度もアップ。キッチンやトイレ、玄関まわりのちょっとしたスペースに使うと、手軽に模様替え気分も味わえます。
狭い場所にも使いやすい!カット自由な補修シート
100均の補修シートは、自由にカットできるタイプが多いので、狭い場所や細かい部分の補修にも向いています。
たとえば…
こんな“ピンポイントな補修”にも対応しやすく、初心者でも扱いやすいのがうれしいところ。失敗しても貼り直しできるタイプなら、さらに安心して作業ができますよ。
シールタイプだからDIYもカンタン!…でも注意点も
これらの補修アイテムは、基本的に裏がシールになっているタイプが多く、特別なのりや工具を使わなくても、ペタッと貼るだけでOK。のり残りの心配が少なく、賃貸のお部屋でも使いやすいのが魅力です。
ただし、稀に粘着力が強すぎて跡が残ることもあります。特に長期間貼ったままにした場合や、壁紙の素材によっては跡が残ることがあるので、気になる方は事前に目立たない場所でテストするのがおすすめです。
貼る前には、ホコリや汚れをしっかり拭き取ってから、空気が入らないようにゆっくり貼るのがキレイに仕上げるコツ。ローラーや定規を使うと、よりスムーズに作業ができますよ。
「貼るだけ」「おしゃれに隠せる」「初心者でも簡単」そんなメリットたっぷりの補修シールやシートを活用すれば、小さな壁のトラブルも気軽に解決できます。次は、そんな補修アイテムの中でも、コスパ重視でおすすめのアイテムをご紹介します!
コスパ重視のおすすめアイテム
壁紙補修に使えるアイテムはたくさんありますが、「まずはお試し感覚でやってみたい」「とにかくコストを抑えたい」という方にぴったりなのが、100均で手に入る高コスパな補修グッズです。
ここでは、DIY初心者でも扱いやすく、失敗しても気にならない価格帯で手に入るおすすめアイテムを厳選してご紹介します!
1. リメイクシート(シールタイプの壁紙)
種類が豊富で、どんなテイストの部屋にも合わせやすいのが魅力。白無地のシンプルなものから、木目調、レンガ柄、タイル柄などのデザイン性のあるタイプまで幅広く揃っています。
「とりあえず試してみたい」「見える部分だけキレイにしたい」そんな方におすすめです。
2. 壁紙用補修シール(無地タイプ)
壁紙の小さな剥がれや破れ、継ぎ目の浮きにぴったりなシンプルタイプ。クロス調の素材感で、貼ったときに目立ちにくいのがポイントです。
1枚持っておくと「ちょっと補修したい」ときにすぐ使えて便利ですよ。
3. スプレーボトル+重曹 or アルコール
重曹やアルコール系のスプレーは、壁紙の補修と相性抜群のアイテム。汚れ落としやカビ対策などの掃除だけでなく、のりの塗布や仕上げ時のふき取りなど、作業中にも何かと役立ちます。
100均では、
などが揃っていて、どれも気軽に取り入れられる価格とサイズ感が魅力です。「ちょっと使いたい」「掃除から補修まで一通りそろえたい」という方には、まさにコスパ最強のサポートアイテムですよ。
4. 補修用ローラー・ヘラ
「貼るだけ」のシートやシールでも、仕上がりをワンランク上にしてくれるのがこれらの道具たち。空気を抜いたり、圧着をしっかり行ったりするのに重宝します。
作業のストレスが減って、DIYの完成度もアップ!買わずに済ませがちな道具ですが、あるのとないのとでは大違い。コスパ抜群な“サポート役”です。
100均のアイテムをうまく使えば、補修にかかるコストをグッと抑えつつ、十分満足のいく仕上がりを目指せます。次は、いよいよ「壁紙を丸ごと貼り替える」方法も含めたリメイク術をご紹介していきます!
初心者にもおすすめ!壁紙の上から貼る“はがせるDIYリメイク”術
既存の壁紙を剥がさずに貼るメリットと注意点
「壁紙の汚れやキズが気になるけど、全部はがして貼り替えるのは大変そう…」そんなときにおすすめなのが、既存の壁紙の上から“重ねて貼る”リメイク術です。最近は、賃貸でもOKな“貼ってはがせる”タイプの壁紙やリメイクシートが手軽に手に入るようになり、初心者でも気軽に挑戦できます。
剥がさず貼るメリット
輸入壁紙 なら、仕上がりがワンランク上に
100均などで手に入るリメイクシートは手軽で便利ですが、素材が薄手なため、壁紙の下地や凹凸を拾いやすいという面もあります。貼ってみたら段差が目立つ…という声も少なくありません。
その点、輸入壁紙は素材が比較的厚めでコシがあるため、下地の影響を受けにくく、まるで本当に張り替えたような仕上がりになります。デザインや質感も豊富で、“ただ隠す”だけでなく、“インテリアとして楽しむ”という視点でもおすすめです。
「せっかく貼るなら、仕上がりにもこだわりたい」そんな方には、貼ってはがせるのりと輸入壁紙の組み合わせがぴったりですよ。
注意しておきたいポイント
「全部貼り替えなくても、気になる部分だけリメイクできる」これが“上から貼る”DIYの大きな魅力です。次は、おすすめのリメイクアイテムや輸入壁紙の選び方をご紹介していきます!
貼ってはがせる壁紙や100均リメイクシートの活用法
壁紙を貼るとなると、「失敗したらどうしよう」「剥がすのが大変そう」と思ってしまう方も多いかもしれません。そんなときに頼れるのが、貼ってはがせるタイプの壁紙やリメイクシート。最近では100均やインテリアショップでも手に入りやすくなっていて、DIY初心者にも大人気です。
気軽に模様替えできるのが魅力!
貼ってはがせるタイプの最大のメリットは、気軽にトライできること。「失敗しても貼り直せる」「飽きたらすぐチェンジできる」ので、模様替え感覚で使えるのが嬉しいポイントです。
壁一面に貼らなくても、ちょっとした変化でお部屋の雰囲気がガラッと変わるのが魅力です。
100均リメイクシートも優秀だけど…
100均で手に入るリメイクシートは、コスパの良さが魅力。木目調・レンガ調・タイル柄など、手軽に使えるデザインが揃っています。
ただし、素材が薄手なため、下地の凹凸を拾いやすかったり、光の加減で貼った部分が浮いて見えることも。「ちょっと貼って雰囲気を変えたい」という目的なら十分ですが、「しっかり補修したい」「完成度にこだわりたい」という場合は、少し物足りなさを感じるかもしれません。
仕上がり重視なら輸入壁紙+専用のりが◎
もっとしっかり貼りたい!見た目にこだわりたい!という方には、
厚みのある輸入壁紙 × 貼ってはがせる専用のり「スーパーフレスコイージー」 の組み合わせがおすすめです。
輸入壁紙は一般的なリメイクシートに比べて素材が厚く、下地を拾いにくく、貼るだけで“ちゃんと張り替えた感”のある本格仕上げになります。さらに、スーパーフレスコイージーは再剥離タイプの専用のりなので、万が一失敗しても、位置の調整や貼り直しもOK。
実際に、賃貸のお部屋に輸入壁紙を貼った事例もあります。
この事例では、原状回復が必要な賃貸物件でも、輸入壁紙 × スーパーフレスコイージーの組み合わせなら、しっかり貼れる&あとからきれいにはがせるという点で、大満足の仕上がりに。「これ本当に自分で貼ったの!?」と驚かれるほどの完成度で、DIY初挑戦の方にもおすすめです。
デザインも楽しみながら、仕上がりにもこだわる。そんなDIYがしたい方には、“貼ってはがせる”壁紙の選び方と活用法が成功のカギになりますよ。
次は、実際に貼るときの施工手順とキレイに仕上げるコツをご紹介します!
施工手順と仕上がりをキレイに保つコツ
せっかくDIYで壁紙を貼るなら、「なるべく失敗せずキレイに仕上げたい!」ですよね。ここでは、初心者でもチャレンジしやすい基本の貼り方の流れと、仕上がりに差が出るちょっとしたコツをご紹介します。
1. 必要な道具を準備する
まずは事前準備から。最低限そろえておきたいのは以下のアイテムです:
- 輸入壁紙(または貼ってはがせる壁紙)
- 専用のり(スーパーフレスコイージーなど)
- ハケ・ローラー(のり付け用、空気抜き用)
- ヘラ(端の処理や圧着に)
- カッター、定規(カット作業用)
- 雑巾またはスポンジ(のり拭き取りや仕上げ用)
- スプレーボトル、マスキングテープ(あると便利)
こんな感じでセットになってるものもあります⬇︎
2. 壁の状態をチェック&下準備
貼る前に壁の状態をチェックしましょう。浮きや剥がれ、カビや黄ばみなどの気になる部分は、できる範囲で掃除・補修しておくと、よりキレイに仕上がります。
重曹やエタノールを使った掃除方法を試しても落ちない場合は、無理に剥がすより、上から壁紙を貼って“隠す”という選択肢もアリ!DIYでは「隠す・カバーする」ことも立派な技術です。
3. のりを塗って、上から貼る
輸入壁紙を使う場合は、「スーパーフレスコイージー」のような再剥離できる専用のりを使用します。壁紙の裏面にまんべんなくのりを塗り、上から下へ空気を抜きながら貼っていきます。
中心から外側に向かって、ローラーやヘラで空気を逃がしながら圧着させると、シワや浮きのない美しい仕上がりになります。
4. 端の処理と仕上げ
壁や 巾木 との境目は、ヘラで押さえてからカッターで丁寧にカットします。カッターの刃はこまめに折り、新しい刃を使うことでよりきれいに仕上がります。のりがはみ出た場合は、すぐに濡れた布で優しく拭き取るのがポイントです。
5. 乾燥させる
貼り終えたら、完全に乾くまで触らないことが大切です。途中で動かすとズレやシワの原因に。再剥離タイプののりを使っていれば、乾燥後にはがしても壁を傷めにくく、賃貸でも安心です。
実例&動画紹介|初心者さんもわかりやすい!
「文章だけではちょっと不安…」という方には、貼り方動画がおすすめです。
実際に壁紙を貼るところを、準備から仕上げまで解説。「道具の使い方」や「貼るときの動き」がしっかり映っているので、初めての人でも安心して真似できますよ♪
まずは試してみたい人に|DIY壁紙お試しキット
「いきなり本番はちょっと不安…」という方には、“DIY壁紙お試しキット”もおすすめ!
このキットには、輸入壁紙のサンプルと、専用のり「スーパーフレスコイージー」のミニサイズが入っています。実際の貼り心地や仕上がりを体験できるから、初心者さんの“練習用”としてぴったり!
- 小さなスペースで気軽に試せる
- のりの扱い方や貼るコツを事前に確認できる
- 本番前の不安をしっかり解消できる
「不器用だから心配…」という方も、このキットで一度体験しておけば、安心して本番に挑めますよ◎
プロっぽく仕上げるコツ
- 全体を仮置きしてバランスを確認してから貼る
- 光の向きや家具の位置を意識する
- 最初は小さな面積からトライしてみる
- カッターの刃はこまめに替える
「ちゃんと貼れるかな?」と不安な気持ちも、準備とちょっとの練習でぐっと軽くなります。無理せず、できるところから始めて、あなたらしい空間づくりを楽しんでくださいね♪
初心者がやりがち!壁紙補修で起こる失敗例と正しい直し方を徹底解説
やりがちな失敗とその対処法
壁紙の補修やDIYは、最初はうまくいかないこともありますが、ちょっとした工夫や対処法でリカバリーできることがほとんどです。ここでは、よくある失敗例とその対処法をまとめました。初めての方もぜひ参考にしてみてくださいね。
① カビをこすりすぎてクロスが傷んだ…
→ 強くこすると、壁紙表面が削れてしまうことがあります。やさしく叩くように拭き取る/綿棒などでピンポイントで落とすのがコツです。もし傷がついてしまった場合は、その部分に補修用のシートを貼るか、上から壁紙を貼ってカバーする方法もあります◎
② シール補修を貼ったら目立ってしまった…
→ リメイクシートや補修用シールは手軽で便利ですが、ツヤのある素材が多く、元の壁紙との質感の違いで補修部分が目立ってしまうことも。特にマットなクロスの上にツルツルした素材を貼ると、「貼りました感」が出やすいので注意が必要です。
そんなときは、
- タイル柄やレンガ柄など、質感の違いが目立ちにくい柄を選ぶ
- どうしても質感の差が気になる場合は、輸入壁紙の切れ端を使って補修してみる
輸入壁紙は本物の壁紙なので、厚みや質感が自然でなじみやすく、補修後も違和感が出にくくなります。
③ 黄ばみや汚れが取れない…
→ タバコのヤニ汚れや長年の黄ばみは、洗剤や重曹を使っても完全には落としきれないことがあります。その場合は無理にこすらず、上から壁紙やリメイクシートを貼って“隠す”という方法が有効です。
「どうにかして元に戻す」よりも、「きれいにカバーする」ことで空間全体の印象を変えることができますよ。
④ のりが多すぎてベタベタに…
→ 剥がれた部分の補修で市販の接着剤や強力のりを使う場合、のりを厚く塗りすぎるとベタつきや乾きにくさ、浮きの原因になります。この場合は、できるだけ薄く均一にのばすのがコツです。
一方で、スーパーフレスコイージーのような輸入壁紙専用のりを使って、既存の壁紙の上に輸入壁紙を貼る場合は、たっぷり塗ってOK!乾くまで貼り直しがしやすく、しっかり塗っておいた方が仕上がりも安定します。のりが少なすぎると逆に浮きやズレの原因になるので、遠慮せずしっかり塗ってくださいね。
⑤ 補修範囲が広すぎて逆に目立った…
→ ちょっとの剥がれや破れを直すつもりが、気になってどんどん広げてしまい、「かえって目立つ…」というケースもあります。補修は最小限にとどめるのが自然に仕上げるコツです。もし壁全体に劣化が見られるようであれば、思いきって一面まるごと貼り替えるリメイクも検討してみましょう◎
失敗しても大丈夫。補修もDIYも、「やってみること」が何より大切です。完璧じゃなくても、楽しみながら直していけば、それだけで空間はきっと心地よくなりますよ。
素材ごとの扱いの違い
壁紙の補修を始める前に、自宅の壁紙がどんな素材なのかをチェックしておくことがとても大切です。素材によって、使える道具や補修の仕方が違うため、トラブルを防ぐためにも最初の見極めが重要です。
■ ビニールクロス(塩ビ) 量産タイプ
【特徴】
- 表面がツルッとしていて少し光沢がある
- 多くの賃貸住宅や戸建てで使われているスタンダードな壁紙
【注意点】
- 剥がれた部分は、中の浮きまで確認して、のりでしっかり圧着
- カビや汚れはエタノールや重曹などで掃除OK。比較的メンテナンスしやすい素材です
■ 紙壁紙(和室など)
【特徴】
- ザラついた手触りで、やわらかく破れやすい
- 和室や築年数の長い住宅に多い
- 水に弱く、濡れるとシワになりやすい
【注意点】
- 水拭きやスプレー掃除は避ける。布をしっかり絞って軽く叩くように
- 補修シールを使う場合は、貼ったままにできる素材を選ぶ
- 一度貼ったら剥がさず使う前提で補修するのが安全です
■ 布クロス (織物調)
【特徴】
- 表面に織り目があり、少し立体感がある
- 昔の洋室やホテルなどで見られる高級感ある壁紙
【注意点】
- 汚れが繊維の奥に入り込みやすいため、掃除機やブラシでやさしくほこり取りを
- シールタイプの補修は目立ちやすいことも。同じ柄や質感を合わせるのがポイントです
まとめ|壁紙補修は100均グッズでも簡単&キレイに仕上がる!
壁紙の剥がれ、カビ、黄ばみ、汚れ、亀裂…。一見むずかしそうに見えるこれらのトラブルも、実は100均アイテムや簡単な道具で十分キレイに補修することができます。
特に最近は、補修用のシールや道具も充実していて、DIY初心者でもチャレンジしやすい環境が整っています。
もちろん、完璧に元通りにはならないケースもありますが、
- ちょっとの剥がれを目立たなくする
- 気になっていたカビを清潔にリセットする
- 汚れた一角だけ貼り替えて、気分をリフレッシュする
といった“暮らしの快適さ”につながる補修は、誰にでも手が届く方法です。
そして、もし補修だけでは難しいと感じたら、壁紙の上から貼るDIYリメイクという選択肢もあります。その場合でも、専用のりや輸入壁紙を使えば、初心者でも楽しく模様替えができますよ。
小さなトラブルを放っておかず、自分でメンテナンスできると、お部屋も気持ちもぐっと前向きになります。
「補修はプロじゃないと…」と思っていた方も、まずはできるところから、100均アイテムで気軽に試してみてくださいね。

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山梨県出身。家業である壁紙の卸業を継ぎながら、壁紙専門店「WALLPAPER STORE」のウェブ編集者として活動中。子どもの頃から壁紙という素材に親しみ、その魅力に気づいたのは大人になってから。「空間を一変させる壁紙の力」に感銘を受け、家業とともにインテリア業界での新たな挑戦をスタートしました。 「WALLPAPER STORE」では、壁紙の魅力をより多くの人に届けるため、サイトやSNSで情報を発信しています。DIY好きのチームメンバー「かべのこ」「くーちゃん」「あさくま」そして施主の想いや暮らしに寄り添いながらインテリアを一緒に創り上げる「ウォールスタイリスト」とともに、初心者にも取り組みやすいアイデアをブログやコンテンツを通じてお届けしています。
Profile
1983年、山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学SFC卒業後、インテリジェンス(現パーソルキャリア)に新卒入社。事業企画担当として、中期経営計画策定や予算管理、プロジェクトマネジメントなどに従事。関連会社の統合や事業譲渡、合弁会社立ち上げといった幅広い経験を積む。週末は息子のサッカーに付き添いながら、自分より熱が入ってるかもと思うこともしばしば。根っからの浦和レッズファンで、週末のTV観戦が何よりの楽しみ。子どもが寝た後は、ビールを片手にAirPodsで大音量観戦するのが最高のリラックスタイム。たまに盛り上がりすぎて家族に突っ込まれるけど、それもご愛敬。
この記事に関連する「良くある質問」一覧
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質問: 壁紙の端が剥がれてきたとき、自分で補修できますか?回答:
はい、100均の補修用のりやヘラを使えば、初心者でも簡単に補修できます。
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質問: 壁紙のカビはどうやって落とせばいいですか?回答:
重曹やアルコールスプレーを布に吹きつけ、やさしく拭き取る方法がおすすめです。
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質問: 黄ばんだ壁紙は掃除でキレイになりますか?回答:
軽度なら重曹水での掃除が効果的ですが、ひどい場合は上から壁紙を貼るのも手です。
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質問: 補修用の道具はどこで買えますか?回答:
多くは100均で揃います。リメイクシートや補修ローラーなど種類も豊富です。
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質問: シールタイプの壁紙で補修しても目立ちませんか?回答:
素材感の違いで目立つこともあるため、元の壁紙に近い質感のものを選びましょう。
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質問: 壁紙の上から新しい壁紙を貼っても大丈夫?回答:
はい、浮きや汚れを補修してから貼れば、下地をはがさず重ね貼りできます。
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質問: 賃貸でも壁紙DIYは可能ですか?回答:
はがせるのりやリメイクシートを使えば、原状回復しやすく賃貸でも楽しめます。
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質問: 壁紙補修でよくある失敗はありますか?回答:
のりの塗りすぎや掃除不足でうまく接着できないことが多いので注意しましょう。





