壁紙サンプルの使い方と選び方|取り寄せ・比較・無料で失敗しない方法!

こんにちは。あさくまです。「壁紙って、写真だけで決められると思ってたんです」とおっしゃっていたお客様。最初はサンプルの取り寄せにはあまり乗り気ではなかったのですが、「無料で取り寄せできますよ」とご案内すると「えっ、本当に?」と目を丸くされて。その数日後、「実物を見て本当にびっくりしました!画面で見てたのと全然違って、サンプル取り寄せて大正解でした」とニコニコの笑顔。こういう瞬間を見るたびに、壁紙選びは“実物に触れる”ことでぐっと理想に近づけるんだなぁと感じます。

今回はそんな「壁紙サンプル」の上手な使い方について、実際のメリットから取り寄せ方法、比較のコツまで、実践的にご紹介していきます!理想の空間づくりの第一歩として、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

迷わない!壁紙サンプルで理想の空間をつくるための実践ガイド

壁紙選びで失敗しないために!サンプルを使うメリットと活用ポイント

壁紙選びって、意外と難しいもの。写真で見ると素敵でも、いざ貼ってみたら「イメージと違う…」なんてことも。そんな失敗を防ぐために、壁紙サンプルの活用がとっても大切なんです。

 

色味・質感・照明で変わる壁紙の印象!サンプルで見えるリアルな違い

スマホやパソコンの画面で見る壁紙と、実際の壁紙では色や質感に違いがあるのはよくある話です。特に照明の影響って意外と大きくて、昼間の自然光と夜の照明では壁紙の見え方がガラッと変わることも。

たとえば、「せっかく床の色に合わせて選んだのに、実物はもっと黄色っぽかった…」なんてことも実際にあります。これは、モニターの色味だけで判断してしまったり、照明の影響を考慮していなかったケースに多いんです。

でも壁紙サンプルを実際の部屋の壁にあててみれば、「昼はやさしいアイボリーっぽく見えるけど、夜は少し黄みがかるな」なんて、リアルな変化を確認できます。質感も、ツルッとしたものから布のような柔らかいものまでさまざま。手で触れてみることで、より自分の好みに合った壁紙を選びやすくなります。

 

施工前にイメージ!壁紙サンプルで家具・床との相性をしっかりチェック

インテリア全体のバランスを考えるとき、壁紙の雰囲気がすごく大事になりますよね。壁紙サンプルがあれば、床材やカーテン、家具の色との相性もチェックできます。

たとえば「このグレージュの壁紙、木目のフローリングに合うかな?」といったことも、実際に並べてみることで、具体的にイメージできるようになります。DIYで貼る場合も、サンプルを見て「この素材なら貼りやすそう」「汚れに強そう」といった判断材料になるので安心です。

 

壁紙サンプルの取り寄せ方法と注意点|費用・枚数・サイズをチェック

無料で壁紙サンプルがもらえる|サンゲツ・リリカラ・シンコールなど

まず嬉しいのが、多くの壁紙メーカーでサンプルを無料で請求できること。たとえば有名どころでいうと、「サンゲツ」や「リリカラ」「ルノン」「シンコール」などは、公式サイトからはもちろん、WALLPAPER STOREでも無料でサンプルのお取り寄せが可能です!(※送料は別途185円かかります。)

気になるデザインがあれば、写真だけで決めるより、実物の質感や色味を確かめるのが安心です。少しでも気になる商品があれば、まずはサンプルを取り寄せてみるのがオススメです。「思ってたより濃い色だった!」など、実物を見て初めて気づくことって意外と多いんです。

また、ウィリアム・モリスなどの輸入壁紙もサンプル請求は可能です。ただし輸入壁紙は、ブランドによっては有料だったり、そもそもサンプルの取り扱いがないこともあるので、気になる商品がある場合は「この壁紙、サンプルありますか?」と気軽に聞いてくださいね。

 

サンプルのサイズはA4が基本?気になる取り寄せできる枚数と注意点

国産の壁紙サンプルは、A4サイズ(約21×30cm)が主流です。このサイズがあれば、実際にお部屋の壁にあててみて、色の見え方や模様のバランスをしっかり確認できますよ。

一方で、輸入壁紙の場合は、ブランドやメーカーによってサンプルのサイズや形式がバラバラ。小さめのカットだったり、色の一部分だけが印刷された見本だったりすることもあります。そのため、「もう少し大きめで全体の雰囲気を見たい!」という方は、お近くの輸入壁紙専門店に実物の見本帳があるか確認してから足を運ぶのもおすすめです。

また、請求できる枚数については基本的に制限は設けられていないことが多いですが、あまりに多い枚数を一度に申し込むと、メーカー側からお断りされる場合もあります。気になる壁紙が多いときは、まずは厳選して取り寄せてみると良いかもしれません。

届いたサンプルは、裏に品番を書いておくなど、比較しやすく整理する工夫をしておくと、あとから選ぶときにも迷いませんよ。

 

壁紙サンプルの見方とポイント|照明・家具との相性で選びやすくなる

時間帯と照明で変わる壁紙の見え方|自然光・LED・電球色を確認!

壁紙の色は、光の当たり方でガラッと印象が変わることがあります。たとえば、昼間の自然光では明るく見えていた壁紙が、夜に照明だけの状態になると、思ったより暗く感じることも。

だからこそ、サンプルを確認するときは、時間帯を変えて見てみるのが大切です。日中の明るい時間、夕方の自然光が弱まった時間帯、そして夜の間接照明の下。これらを比べてみることで、壁紙がどう見えるかを立体的にイメージできますよ。

照明の色味(白っぽいLEDか、あたたかみのある電球色か)によっても壁紙の印象は変わるので、実際に使う部屋と同じ照明環境でチェックするのがベストです!

 

家具や床と壁紙の相性をチェック!色合わせ失敗しないためのポイント

壁紙だけを見て「これ素敵!」と思っても、家具や床と合わせたときにちぐはぐ…なんてこともよくあります。そんなミスマッチを防ぐためには、壁紙サンプルを実際の家具やフローリングの近くに置いてみるのがポイントです。

特に、床が濃い色の木目の場合は、壁紙の色が沈んで見えることもあるので、色のバランスを見ることがとても大事。カーテンやソファなど、部屋のメインになるインテリアと一緒に並べて見てみると、グッとイメージが湧きやすくなりますよ。

さらに、スマホで写真を撮って比較してみるのもおすすめ!客観的に見ることができて、家族と一緒に相談しながら決めるのにも便利です。

 

壁紙の比較ポイントまとめ|色・柄・質感ごとにチェックすべきこと!

同じ色でも印象が違う?壁紙の色味を比較するときのチェックポイント

一見同じ「グレー系」や「ベージュ系」の壁紙でも、ほんの少しの色味の違いで部屋の雰囲気が大きく変わるんです。たとえば、青みがかったグレーはシャープで都会的な印象に、赤みのあるグレーは柔らかく温もりのある空間に。

実際にサンプルを並べてみると、「あれ?同じグレーでもこんなに違うんだ!」と驚くこともしばしば。そんなときは、白い紙や壁の近くにサンプルを並べて色の差を見るのがおすすめです。

また、サンプルを壁に貼ってみて、離れた場所から全体を眺めることで、より実際の仕上がりに近い印象がつかめます。スマホで撮って比べるのも便利ですよ!

 

大柄 vs 小柄、光沢あり vs マット…壁紙を選ぶ基準って?

柄や質感の違いも、壁紙を選ぶうえで大切なポイントです。

大柄の壁紙はインパクトがあり、空間のアクセントになりますが、狭い部屋だと圧迫感を感じることも。リビングや玄関の一面などにアクセントクロスとして使うのがおすすめ。

一方、小柄の壁紙は空間になじみやすく、トイレや廊下、寝室などどんな場所にも合わせやすいです。

光沢あり(グロス)は高級感やモダンな印象を与えますが、光の反射で色味が変わることもあるので要注意。

マット(つや消し)は落ち着いた雰囲気で、指紋や汚れも目立ちにくいのでナチュラルな空間づくりにぴったりです。

選ぶときのコツは、使う場所の広さや光の入り方、インテリアのテイストとのバランスを見ること。サンプルを手に取って、「この壁紙、ここに貼ったらどう見えるかな?」とイメージしてみてくださいね。

 

人気壁紙メーカーと海外ブランドを比較!サンプル請求の方法も解説

サンゲツ・リリカラ・シンコールを比較|人気メーカーの特徴と選び方

国内で壁紙選びをするなら、「サンゲツ」「リリカラ」「シンコール」の3大メーカーは外せません!それぞれに個性があるので、用途や好みに合わせて選ぶと◎です。

  • サンゲツ
    種類がとにかく豊富で、シンプルなものからデザイン性の高いものまで幅広く揃っています。カタログも分かりやすく、初心者にも使いやすい印象。上質で落ち着いたデザインが多く、リビングや寝室など幅広く対応できます。
  • リリカラ
    トレンド感のあるデザインが多く、北欧テイストやナチュラル系が好きな方にぴったり。カジュアルな雰囲気からエレガントなものまで、遊び心のあるラインナップが魅力です。
  • シンコール
    機能性に優れた壁紙も多く、抗菌・防汚・防カビなどの高性能アイテムが揃っています。キッチンやトイレなど、水まわりにもおすすめ。価格帯も比較的リーズナブルで、コスパ重視の方に◎。

どのメーカーも、公式サイトやWALLPAPER STOREを通じて無料でサンプル請求が可能です(一部送料は別途必要)。気になるデザインを見つけたら、まずは取り寄せて、見比べてみましょう!

 

おしゃれな北欧柄や海外ブランド壁紙!人気デザインの選び方と注意点

「せっかくなら海外のおしゃれなデザインにしたい!」という方に人気なのが、北欧柄や海外ブランドの壁紙。中でもウィリアム・モリスやマリメッコなどは、アートのようなデザイン性で、壁一面を印象的に彩ってくれます。

WALLPAPER STOREでは、海外ブランドのサンプル請求も可能ですが、注意点としては、一部有料だったり、サンプルの取り扱いがない商品もあること。気になるデザインがあれば、「この壁紙、サンプルありますか?」とお問い合わせいただくのが確実です。

また、輸入壁紙は国内のものよりも柄が大きくインパクトがあることが多いので、使う場所や貼る面積をイメージしながら選ぶのがコツです。玄関やトイレなど、ちょっとしたスペースに使うだけでも、ぐっと雰囲気が変わりますよ!

 

理想の壁紙選びは“サンプル確認”がカギ!後悔しないためのひと工夫

いかがでしたでしょうか?壁紙選びは写真だけで判断しがちですが、実際にサンプルを手に取って確かめることで、質感や色味、照明との相性など、見た目の印象が大きく変わることを実感できます。無料で取り寄せできるメーカーも多く、気軽に比較できるのが嬉しいですね。私自身、ちょっとした色の違いが部屋全体の雰囲気を左右することに驚きました。理想の空間づくりには、やはり「試して選ぶ」プロセスが欠かせません。

株式会社ミライズ 山口剛
山口 剛 (WallStylist & チームスタッフ共著)

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山梨県出身。家業である壁紙の卸業を継ぎながら、壁紙専門店「WALLPAPER STORE」のウェブ編集者として活動中。子どもの頃から壁紙という素材に親しみ、その魅力に気づいたのは大人になってから。「空間を一変させる壁紙の力」に感銘を受け、家業とともにインテリア業界での新たな挑戦をスタートしました。 「WALLPAPER STORE」では、壁紙の魅力をより多くの人に届けるため、サイトやSNSで情報を発信しています。DIY好きのチームメンバー「かべのこ」「くーちゃん」「あさくま」そして施主の想いや暮らしに寄り添いながらインテリアを一緒に創り上げる「ウォールスタイリスト」とともに、初心者にも取り組みやすいアイデアをブログやコンテンツを通じてお届けしています。

Profile

1983年、山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学SFC卒業後、インテリジェンス(現パーソルキャリア)に新卒入社。事業企画担当として、中期経営計画策定や予算管理、プロジェクトマネジメントなどに従事。関連会社の統合や事業譲渡、合弁会社立ち上げといった幅広い経験を積む。週末は息子のサッカーに付き添いながら、自分より熱が入ってるかもと思うこともしばしば。根っからの浦和レッズファンで、週末のTV観戦が何よりの楽しみ。子どもが寝た後は、ビールを片手にAirPodsで大音量観戦するのが最高のリラックスタイム。たまに盛り上がりすぎて家族に突っ込まれるけど、それもご愛敬。