
抗菌とは?
[ 読み:こうきん / 英語:Antibacterial ]
抗菌とは、製品の表面における細菌の増殖を抑制することを指します。菌を一時的に死滅・除去する「除菌」や「殺菌」とは異なり、菌が住み着きにくい環境を長時間キープすることで、衛生的な状態を保つ仕組みのことです。
この言葉が指すものと、その役割
適用場所
リビングや寝室はもちろん、特に衛生面が気になるトイレや洗面所、キッチンなどの水回りに採用される ビニールクロス に多く施されています。また、小さなお子様やペットがいる家庭の居室にも適しています。
目的・ニーズ
壁紙に付着した細菌の繁殖を抑えることで、お部屋の環境を清潔に保つことが主な目的です。感染症対策への意識の高まりや、生活臭の原因となる菌の増殖を抑えたいというニーズに応える 機能性壁紙 の代表的なスペックの一つです。
施工方法
特別な施工手順は必要なく、通常の壁紙と同様に貼り付けることができます。表面に抗菌剤が配合またはコーティングされているため、 下地処理 を適切に行った壁面にそのまま施工するだけで機能を発揮します。
注意事項
抗菌はあくまで「増殖を抑える」ものであり、付着した菌をすべて即座に死滅させるわけではありません。また、表面に激しい汚れや油膜が付着したまま放置すると、抗菌剤が菌に触れられず効果が十分に得られないため、日常的なお手入れは必要です。
混同されやすい、似た表現との違い
抗ウイルス
定義の違い: 抗菌が「細菌」の増殖を抑えるのに対し、 抗ウイルス は「ウイルス」の数を減少させることを目的としています。
用途・適用場所の違い: どちらも衛生重視の場所に選ばれますが、風邪やインフルエンザ対策をより意識する場合は抗ウイルス機能が重視されます。
素材・機能の違い: 薬剤の作用機序が異なり、一般的に抗ウイルス性試験と抗菌性試験は別々の基準で評価されます。
価格帯・入手性: 両方の機能を備えた製品も増えていますが、単一機能のものより若干価格が高くなる傾向があります。
注意点: どちらもすべての菌やウイルスに対して万能ではなく、特定の試験菌に対する効果を指標としています。
防カビ
定義の違い: 防カビ は真菌類(カビ)の発生を抑える機能であり、細菌を対象とする抗菌とは生物学的な対象が異なります。
用途・適用場所の違い: 湿気の多い場所では防カビが必須となりますが、清潔さを維持するためには抗菌とセットで検討されるのが一般的です。
素材・機能の違い: カビは多細胞生物で根を張って増殖するため、細菌へのアプローチとは異なる防カビ剤が使用されます。
価格帯・入手性: 現在の 国産壁紙 の多くには標準的に防カビ機能が備わっていますが、抗菌は付加機能として扱われることがあります。
注意点: カビの栄養源となる汚れが表面にあると、防カビ性能があってもカビが発生する可能性があるため注意が必要です。
きれいに仕上げるために、配慮したいこと
商品選択時
SIAA(抗菌製品技術協議会)マークなどの認証基準をクリアしているかを確認すると、信頼性の高い製品を選べます。
購入時
機能性だけでなく、お部屋のベースカラーに合うか 色見本 を取り寄せて、実際の光の当たり方を確認しておくのが無難です。
施工前準備
壁紙の機能を十分に発揮させるため、古い壁紙の裏紙や汚れを丁寧に取り除き、平滑な状態を作っておくことが重要です。
施工中
表面を強くこすりすぎるとコーティングを傷める恐れがあるため、 ジョイントローラー などを使用して優しく丁寧に仕上げます。
施工後
機能を持続させるため、表面に埃や汚れが溜まらないよう、定期的に乾拭きや固く絞った布でメンテナンスを行いましょう。
あわせて知っておきたい、関連の知識
機能性壁紙
抗ウイルス 、 防カビ 、 消臭 、 表面強化 、 撥水
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