
通気性(つうきせい/Breathability)とは?
通気性とは、空気や湿気が壁紙を通り抜ける機能のことです。主にフリースや紙素材、織物などの素材に備わっており、室内の湿気を壁全体で逃がすことで結露やカビの発生を抑え、空気をきれいに保ちます。調湿効果が期待でき、快適な居住環境を維持するメリットがあります。
こんなお部屋・シーンにおすすめ
適用場所:湿気がこもりやすい北側の部屋や寝室およびウォークインクローゼットなど
目的・ニーズ:結露やカビの予防、空気環境の改善、自然素材ならではの質感を重視したい方
施工方法:フリースや紙素材が多く専用の粉糊を用いたDIY向けとしても非常に人気
注意事項:水や汚れも染み込んでしまうデメリットがあるためキッチンなど水回りには不向き
どっちを選べばいい?迷いやすい用語との違い
透湿性
定義:水蒸気(湿気)のみを通す性質
用途:結露対策が必要な壁面など
素材:特殊加工されたビニルクロス中心
価格帯:一般的な機能性壁紙と同等
注意点:空気は通さず湿気だけを通す点に注意が必要
調湿性
定義:湿気を吸収・放出する性質
用途:リビングや寝室の継続的な湿度調整
素材:珪藻土や吸放湿ポリマー配合など
価格帯:特殊素材のためやや高価な傾向
注意点:定期的な換気がないと効果が低下
失敗しないためのチェックポイント
商品選択・購入時のポイント
サンプルの確認:フリース(不織布)や紙など素材による質感の違いや透け感を確認するため事前にカットサンプルを取り寄せる
副資材の確認:通気性のメリットを最大限に活かすため壁紙だけでなく通気性に優れた専用糊や下地材が必要になるか確認する
ロットの確認:ロット(製造番号)違いによる微細な色ブレを防ぐためリピート柄を考慮した必要数量を計算し予備を含めて一括で購入する
施工前・施工中の注意点
下地の調整:下地となる石膏ボードや既存の壁紙自体に通気性がないと効果が半減するため事前の環境確認が必須
糊の選定:通気性のある壁紙は糊の水分が表面に染み出やすいため水分の多い糊は避け適切な塗布量に調整する
圧着の力加減:ビニール壁紙に比べて表面がデリケートな素材が多いため強い力で擦らず撫でバケを使って優しく圧着する
施工後のメンテナンス
汚れのお手入れ:水分が染み込みやすいデメリットがあるため汚れが付着した場合はゴシゴシ水拭きせず固く絞った布で軽く叩く
カビの予防:通気性を維持するためにも日常的に室内の換気を行い空気を循環させてカビの発生を予防する
乾燥のさせ方:急激な乾燥は素材の収縮による継ぎ目の開きに繋がる場合があるためエアコンの風が直接当たるのを避ける
関連する用語
調湿、透湿性、撥水
結露対策、カビ対策、自然素材