機能性壁紙

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白いテクスチャ壁紙の表面に、抗菌・消臭機能を表す半透明のシールドと淡い緑の微粒子が浮かぶ機能性壁紙のイメージ。

機能性壁紙(きのうせいかべがみ/Functional Wallpaper)とは?

一般的なデザイン性に加え、防汚、消臭、抗菌、表面強化といった特定の「お役立ち機能」を付加した壁紙のことです。生活環境の不満を解消したり、メンテナンスを楽にしたりするために開発されています。

この言葉が指すものと、その役割

適用場所

汚れやすいキッチンやトイレ、ペットのいるリビング、湿気が気になる洗面所や寝室など、部屋の用途に合わせた選択が重要です。

目的・ニーズ

掃除の手間を減らしたい、ペットの爪による傷を防ぎたい、タバコやペットのニオイを抑えたい、あるいは室内の湿度を安定させたいといった具体的な困りごとの解決を目的とします。

施工方法

表面に特殊なフィルム加工が施されているものは、一般的な ビニールクロス よりも硬く、 ジョイント (継ぎ目)の処理や角の折り曲げに技術を要するため、プロ施工向けの側面があります。

注意事項

すべての機能が半永久的に続くわけではなく、換気や掃除といった日常のお手入れを組み合わせることで本来の効果を発揮します。

混同されやすい、似た表現との違い

量産壁紙

  • 定義の違い: 賃貸住宅や建売住宅で広く使われる、コストパフォーマンスを最優先した標準的な壁紙のことです。
  • 用途・適用場所の違い: 家全体のベースとして使われることが多く、機能よりも「安さ」と「貼りやすさ」が重視されます。
  • 素材・機能の違い: 厚みがあって 下地処理 の跡が目立ちにくいのが特徴ですが、消臭や表面強化といった高い付加価値機能は備わっていないことが一般的です。
  • 価格帯・入手性: 最も安価な価格帯で、ECサイトでも大量購入向けに販売されています。
  • 注意点: 汚れがつきにくい等の特定の機能を求める場合は、量産品ではなく機能性壁紙のカテゴリから選ぶ必要があります。

1000番クラス

  • 定義の違い: メーカーのカタログにおいて、概ね1メートルあたりの上代価格が1000円前後に設定されている高品質な壁紙の呼称です。
  • 用途・適用場所の違い: こだわりのリビングやアクセントウォールなど、デザイン性と機能性の両立を求める場所に使用されます。
  • 素材・機能の違い: ほとんどの機能性壁紙はこのクラスに含まれ、素材の質感も高く、カラーバリエーションも豊富です。
  • 価格帯・入手性: 量産品に比べると高価ですが、機能の種類が非常に多く、ECサイトでも1メートル単位で細かく選ぶことができます。
  • 注意点: 価格帯を指す言葉であるため、すべての1000番クラスが必ずしも特定の「機能」を備えているわけではない点に注意してください。

きれいに仕上げるために、配慮したいこと

商品選択時

表面強化機能があるものは生地が硬く、無理に折り曲げると表面が白くひび割れることがあるため、サンプルで実際の硬さを確認しましょう。

購入時

フィルム加工された機能性壁紙は、 ロット が異なると表面の光沢感に差が出やすいため、同じ空間に貼る分は不足がないよう正確に計算して一度に購入してください。

施工前準備

吸放湿壁紙などは 下地処理 のパテに含まれる水分を吸収しやすいため、下地を十分に乾燥させ、必要に応じてシーラー処理を行う準備が必要です。

施工中

汚れ防止機能付きは糊が表面に付着すると拭き取りにくく、跡が残りやすいため、 養生 を徹底し、はみ出た糊はすぐに綺麗な水で拭き取ってください。

施工後

撥水機能がある壁紙のジョイントに ジョイントコーク を使用する場合、コーキング剤が弾かれてうまく密着しないことがあるため、専用の補修材を選ぶ配慮が必要です。

あわせて知っておきたい、関連の知識

壁紙の機能

防カビ、抗菌、消臭、防汚

ビニールクロス、機能表示、 F☆☆☆☆