ジョイント

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グリーンを基調にしたボタニカル柄の壁紙を、小さなローラーで圧着している様子。葉や花の繊細な模様が描かれたクラシックなデザインで、手で押さえながら丁寧に貼り付けているシーン。

ジョイント(じょいんと/Joint)とは?

壁紙と壁紙の継ぎ目、または合わせ目のことです。壁面は1枚の壁紙では覆いきれないため、複数枚を並べて貼る際に必ず発生する接合部分を指します。

この言葉が指すものと、その役割

適用場所

リビングや寝室など、壁紙を複数枚並べて施工する全ての壁面で重要になります。

目的・ニーズ

継ぎ目を限りなく目立たなくさせることで、壁一面が繋がった美しい仕上がりを実現し、経年による 剥がれ を防止します。

施工方法

壁紙の端を重ねて切る「 重ね裁ち 」や、端同士をピッタリ合わせる「 突き付け 」など、素材に応じた手法がとられます。

注意事項

壁紙が乾燥する際にわずかに収縮するため、ジョイント部分に隙間が開かないよう、施工時の力加減や糊の管理が品質を左右します。

混同されやすい、似た表現との違い

突き付け

  • 定義の違い: 2枚の壁紙の端を重ねることなく、隙間なくピッタリと寄せて合わせる施工方法そのものを指します。
  • 用途・適用場所の違い: 主に端が綺麗にカットされた フリース(不織布) 壁紙などを DIY で貼る際、工程を簡略化するために用いられます。
  • 素材・機能の違い: 厚手で伸縮の少ない素材に適しており、カッターで壁紙を裁断する手間を減らせるメリットがあります。
  • 価格帯・入手性: 施工方法の名称であるため直接のコストは変わりませんが、突き付け施工が可能な精度の高い壁紙を選ぶ必要があります。
  • 注意点: 壁紙が乾燥して縮むと、 ジョイントに隙間ができやすいため、下地が見えないようあらかじめ目地を塗るなどの工夫が必要です。

重ね裁ち

  • 定義の違い: 2枚の壁紙の端を数センチ重ねて貼り、その重なった中央を2枚同時にカッターで切り抜くプロの技法です。
  • 用途・適用場所の違い: 模様を正確に合わせる必要がある リピート 柄や、端が切り放しの国産壁紙を美しく仕上げる際に必須となります。
  • 素材・機能の違い: ビニール壁紙や紙壁紙など、どんな素材でも最もジョイントを目立たなくさせることができる確実な手法です。
  • 価格帯・入手性: 専用の 施工道具 が必要となり、難易度は DIY としてはやや高めですが、仕上がりの美しさは格段に向上します。
  • 注意点: 下の 下地 (石膏ボード)まで深く切ってしまうと、ボードの動きに連動して将来的に継ぎ目が開きやすくなるため、熟練の技術を要します。

きれいに仕上げるために、配慮したいこと

商品選択時

柄物を選ぶ際は リピート を確認し、ジョイント部分で柄が綺麗に繋がるように必要数量を計算してください。

購入時

ロット が異なると色が微妙にズレ、 ジョイントで境界線が目立つため、同じ壁面分は必ず一度に注文しましょう。

施工前準備

下地処理 を怠り、ジョイントが来る位置に凹凸があると、壁紙が浮いて継ぎ目が美しく合わなくなります。

施工中

糊が乾く前に ジョイントローラー でしっかり押さえ、はみ出した糊は清潔なスポンジで完全に拭き取ることが大切です。

施工後

急激な暖房や乾燥は壁紙の急な収縮を招き、 ジョイントの開きを誘発するため、自然乾燥を心がけてください。

あわせて知っておきたい、関連の知識

施工技術

突き付け、重ね裁ち、ジョイントローラー、柄合わせ、有効幅

下地処理フリース(不織布) 壁紙、輸入壁紙