お気に入りの壁紙は生活の機微となっている

賃貸住宅で、子供たちとご夫婦の5人で暮らす奈美さん。ワンパクな三兄弟を育てなから、家事をこなす日々。

お家で過ごす時間が多く、毎日見るお部屋に少し味気なさを感じていた奈美さんは、「毎日見るダイニングルームに、癒される場所を作りたい。」と、初めての壁紙貼りに挑戦。大幅なリフォームができない賃貸住宅は、どのように変わるのでしょうか。

壁紙選びから完成まで、ご一緒させて頂きました。

お子様と一緒に壁紙選び中の様子

毎日ドタバタの日々。毎日過ごす家だからこそ、癒される場所を作りたい。

3人の子供達のおむつ替えから始まる1日。毎日お仕事を終えると、買い出しと保育園のお迎えから、ノンストップで繰り広げられる夜のルーティン。夕食作り、三男のミルク、子供たちのサポートをしながら夜ご飯。一息つく暇もなく、5人分の洗い物をし、あっという間にお風呂の時間になります。やはり世の中のお母さんはすごい。3児の母のパワフルさに、圧倒されました。「バタバタな毎日を過ごすダイニングに、癒される場所があったら…」そんな奈美さんの想いを、壁紙で叶えることができました。

様々な色と柄の壁紙、選んでいるだけでわくわく感がある

初めての壁紙選び。「絶対これにする!」一目惚れした「ブルー」の壁紙。

0歳児の息子さんを抱き、ショールームに足を運んでくれました。「物心ついた時から、とにかく青が好きで、私物は青ばっかりです。」と話す奈美さん。「家具と馴染みやすい柄がいい」と、現状のお部屋のことも考えながら壁紙選びをスタート。数ある壁紙のロールを広げ、「かわいい〜!」「こんなの家に貼ってあったらテンション上がる!」と壁紙を眺める姿は、とっても楽しそうでした。

セレクトしたブルーの壁紙と施工キット

その中でも、奈美さんの心を掴んだ壁紙は、「rasch 519839」。様々な「ブルー」が使われていて、中でもアクアマリンのようなブルーは、優しい透明感を感じさせてくれます。お部屋に合わせやすいジオメトリックは、とても印象深く目を引きます。

経年でくすんだ白い壁紙

「味気ない」生活感を際立たせる年月が経った白い壁紙。

壁紙貼り当日、奈美さんのお家にお邪魔しました。ダイニングには、カラーボックスと、三男のミルクステーション、家電などが置かれていて、白とグレーで統一された家具家電は、お部屋との相性を考えた奈美さんのこだわりが感じ取れます。この空間に「味気なさを感じる」と奈美さん。

汚れも目立つ白い壁紙

カラーボックスの裏側を見せてもらいました。縦に黒い線が目立ちます。入居時からある傷とシミを隠していたそう。賃貸特有の年月の経った白い壁紙は、生活感を際立たせているような気がします。この空間が、どのように変わるのでしょうか。取材班もワクワクです。

壁紙用の粉糊を水に溶いて準備する様子

壁紙貼り初挑戦!「想像していたより3倍楽しい!」壁紙を貼る人のリアルな声。

まずは初めてののり作り。今回使用したのは、「貼って剥がせるスーパーフレスコイージー」という壁紙専用ののり。「何にも匂いしない!臭くない!」と奈美さん。のり特有のボンドのような匂いがしないのも、こののりの良いところです。

ローラーで糊を丁寧に塗っていきます
地ベラで馴らす様子、楽しさで笑顔がこぼれる

「塗装屋さんみたい!(笑)」と、初めてのローラーにテンションが上がる奈美さん。撫で刷毛を使う工程では、「この作業が一番好き!!!」「これならずっとできる(笑)」と楽しそうに話してくれました。「上の方の作業は腕が疲れますね(笑)」というリアルな声も聞くことができました。貼り始めて約1時間。ダイニングルームはどのように変わったのでしょうか。

壁紙を貼り終わった完成写真
さわやかなブルーの幾何学模様がダイニングに調和する

部屋全体を見渡しても、とても目を引くジオメトリック。味気なさは消え、奈美さんの大好きなブルーをダイレクトに感じられる空間に。グレーの巾木と壁紙の色合いはとても相性が良く、白とグレーで統一されていた家具家電は、インテリアとしてお部屋に馴染んでいます。
「息子のミルクを作るとき、ご飯を作るとき、家事の合間にダイニングに座る時、この壁紙が目に入ってくるのが嬉しいです。シンプルすぎず派手すぎず、家具を邪魔しない。この壁紙を選んで本当によかったです。
将来お家を建てるとき、同じ壁紙を貼りたいくらいお気に入りです。」(奈美さん) カラーボックスで隠していた傷としみの部分は、上から壁紙を貼ったことにより家具を置かなくてもカバーすることができました。

新しい壁紙 こども達も気に入ってくれるかな?

いざお披露目。ママの大好きな可愛いブルーと不思議な模様に子供たちも驚き!

子どももインテリアの変化にびっくり、思わず壁紙に触れてみる

保育園から帰ってきた子供たち。長男のアオトくんは「すごーい!」と、ママの貼った壁紙を眺めていました。次男である1歳児の息子さんも、指をさしたり壁を触ったり、興味津々の様子。一般的な住宅は、真っ白の壁紙が多く、日常的に壁を眺めることは少ないと思いますが、少しでも柄や色があるだけで、子供から大人まで、お家を楽しむことができますね。

手軽に壁紙DIY インテリアの印象はがらりと変わる

壁紙を使ったお部屋のプチリノベーション。「想像していたDIYとは違ってとても簡単。自分の可能性が広がりました。」

「シールタイプの壁紙も貼ったことがあるけど、今回の壁紙貼りの方が断然簡単でした!シールタイプはフィルム剥がしなども大変で、キッチンの一角だけでも3時間くらいかかりました(笑)」と体験談を語ってくれました。「今回の壁紙貼りは、のりを作る作業もスピーディーで、嫌な匂いも一切ない。もし垂れてしまっても水で拭けば綺麗に取れて、塗って貼って切るだけの作業だから、気軽にいつでもできそうです。お部屋D I Yの可能性が広がりました。最初は、面倒臭そう、難しそう、とマイナスイメージが多かった壁紙貼りだけど、全くそんなことなくて、本当に気軽に壁紙貼りができました。」(奈美さん)

意外と簡単!という声が多い、フリース壁紙のプチリノベーション。詳しい壁紙の貼り方や、壁紙を貼ってみた方々のインタビューなどは、こちらから見ることができます。>>> 【誰でも簡単!壁紙を貼ってみよう!】

 

自分でご実家に壁紙を貼って、ご両親にサプライズをしてくれたカナさんの記事はこちらから >>>【還暦を迎え退職し、おうち時間の増えたご両親。 感謝の気持ちを込めて娘がトイレをD I Y!】

(文・写真スタッフ杉)

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