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Toggle「簡単に自分で貼れる!」「いま貼られている壁紙の上に貼れる!」「賃貸でも大丈夫!」とはいうものの・・・実際はどうなのでしょうか。店舗スタッフである私が、子供と2人で暮らす自宅の壁に、壁紙を貼ってみました。
和室だったことを感じさせる柱。黄土かかった暗い色の壁紙。
普段から可愛い壁紙たちに囲まれて働いている私。店舗に飾られた沢山の壁紙、お客様の新築に貼られたこだわりの詰まった壁紙、オリジナルのスツールやアートパネル・・・視界に入るものは、全部可愛くて毎日癒されています。
・・・とはいえ、私の帰る家は、郊外にある古い賃貸アパートです。日当たりや交通の便も良く、お部屋も広かったこともあり、ここの物件に決めましたが、毎日家に帰るとなんだか、どんよりする薄暗さや冷たい印象が強く、「古いアパートに帰ってきた。」という気持ちになり、あまり帰りたいと思える家ではありませんでした。
特に薄暗さを感じさせているのが、一面だけ黄土色のような壁紙が貼られているお部屋。元々和室だったと思われ、床はフローリングにリノベーションされていましたが、和室によくありそうな2本の柱が立っています。この2本の柱があることで、昔の和室感が抜け出せていないのではないか・・・と思い、どうにかできないか考えていました。
賃貸なので、現状復帰が大前提。取り外すこともできなければ、塗装することも難しい。そこで、現状復帰ができる糊を使って、可愛い壁紙を貼ってみることにしました!!

ビビっときた!!可愛いだけではなく、我が子への思いも込めて決めた壁紙。
気になっていた2本の柱を、なんとか壁紙で馴染ませたい!と思い、柱の色と同じブラウン色が使われているもので探しましたが、茶色の壁紙はまた薄暗くなりそう・・・何かいいデザインはないものか。そんな中出会ったのが、この壁紙でした。見つけた瞬間に「これだ!!」ビビっときたのを覚えています。 ベースは落ち着いたグレーで、大人っぽい雰囲気もありつつ、木や枝など植物の柄が、私の求めていたブラウン色で描かれていて、よく見ると鳥さんやお猿さんがいて、動物たちから温かみを感じさせられます。 デザインや遊び心が豊富な壁紙。せっかく貼るのなら、1歳の娘も喜ぶ壁紙にしたい!母なりの想いを込めて、さりげなくお猿さんや鳥さんのイラストが一面に描かれたデザインを選びました。このお猿さんや鳥さんをみながら、一緒に思い出を作っていきたいと思います。

音楽を流しながら会話しながら・・・意外とラフに貼れちゃいました。
糊を塗って、壁紙を貼りつける、といった簡単な作業だったので、思っていたよりも簡単に貼れました。カーテンレールなどの障害物が難しいかな?と思っていましたが、簡単な処理でキレイに貼ることができて、多少切りすぎてしまっても、ジョイントローラーを使うと驚くほど馴染んでくれました!!

貼ってみると、自分で貼ったとは思えない、想像以上な出来栄え。ブラウン色が入っていることによって、柱の存在感が嫌じゃなくなり、明るい印象に。元々黄土色の壁紙が貼ってあったとは思えないです。フローリングともマッチしていて、まとまりのある空間になりました。

自分の好きな音楽を流しながら、撮影スタッフの方とお話ししたり、完成を想像してワクワクでいっぱいになり、貼っている時間もこんなに楽しいとは思っていませんでした。
インスタグラムなどのS N Sにも、この壁を背景にするだけで映えた投稿ができそうな気がしますね。壁一面でなくても、お部屋の一部に壁紙を貼って簡単に映えスポットも作れるのではないでしょうか。
(文:スタッフ杉、写真:平山亮 @ryo_hirayama)
【>>>後編はこちら!!】
いよいよ我が子にお披露目!!薄暗かったお部屋が、可愛い子供部屋へと大変身!

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山梨県出身。家業である壁紙の卸業を継ぎながら、壁紙専門店「WALLPAPER STORE」のウェブ編集者として活動中。子どもの頃から壁紙という素材に親しみ、その魅力に気づいたのは大人になってから。「空間を一変させる壁紙の力」に感銘を受け、家業とともにインテリア業界での新たな挑戦をスタートしました。 「WALLPAPER STORE」では、壁紙の魅力をより多くの人に届けるため、サイトやSNSで情報を発信しています。DIY好きのチームメンバー「かべのこ」「くーちゃん」「あさくま」そして施主の想いや暮らしに寄り添いながらインテリアを一緒に創り上げる「ウォールスタイリスト」とともに、初心者にも取り組みやすいアイデアをブログやコンテンツを通じてお届けしています。
Profile
1983年、山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学SFC卒業後、インテリジェンス(現パーソルキャリア)に新卒入社。事業企画担当として、中期経営計画策定や予算管理、プロジェクトマネジメントなどに従事。関連会社の統合や事業譲渡、合弁会社立ち上げといった幅広い経験を積む。週末は息子のサッカーに付き添いながら、自分より熱が入ってるかもと思うこともしばしば。根っからの浦和レッズファンで、週末のTV観戦が何よりの楽しみ。子どもが寝た後は、ビールを片手にAirPodsで大音量観戦するのが最高のリラックスタイム。たまに盛り上がりすぎて家族に突っ込まれるけど、それもご愛敬。