アーツ・アンド・クラフツ運動

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アーツ・アンド・クラフツ運動を象徴する工房の情景。自然光が差し込む室内で、職人たちが木工、刺繍、陶芸などの手仕事に向き合い、草花文様の壁紙や装飾に囲まれながら、素材と技を大切にしたものづくりを行っている様子。

アーツ・アンド・クラフツ運動 (あーつ・あんど・くらふつうんどう/Arts and Crafts Movement)とは?

19世紀後半にイギリスで ウィリアム・モリス が主導した、手仕事の美しさを復興させようとしたデザイン運動です。中世の職人技を理想とし、動植物をモチーフにした装飾的な壁紙は、現代でも世界中で愛されています。

この言葉が指すものと、その役割

適用場所

リビングのアクセントクロス、寝室、書斎など、落ち着きと気品を演出したい空間。

目的・ニーズ

クラシックな雰囲気作り、自然を身近に感じるデザイン、高品質なインテリアへのこだわり。

施工方法

紙壁紙や 不織布壁紙 の製品が多く、柄合わせが重要なため、プロ施工またはDIY上級者向け。

注意事項

単なる「アンティーク調」とは異なり、特定の歴史的背景を持つデザイン群を指します。

混同されやすい、似た表現との違い

ウィリアム・モリス

アーツ・アンド・クラフツ運動の先駆者となる人物名そのものを指します。この運動の代名詞であり、ブランド名として流通しています。

アール・ヌーヴォー

アーツ・アンド・クラフツに影響を受け、より曲線を強調した装飾様式です。自然界の曲線美を重視する点は共通していますが、工業製品との親和性が高い点が異なります。

ボタニカル柄

植物をモチーフにした柄全般を指します。アーツ・アンド・クラフツは、より左右対称(シンメトリー)や幾何学的な構成を持つ、重厚な伝統柄であることが特徴です。

クラシック

伝統的で格調高いスタイルの総称です。アーツ・アンド・クラフツはその中の一つのムーブメントとして位置づけられます。

綺麗に仕上げるために、配慮したいこと

商品選択時

複雑で繊細な描き込みが多いため、小さな サンプル だけでなく広い面でのイメージ確認が必須です。

購入時

大柄なものが多いため、 リピート柄 の長さを計算に入れないと、有効面積が足りなくなる恐れがあります。

施工前準備

下地の凹凸を拾いやすい素材(紙など)が多いため、丁寧な 下地処理 が求められます。

施工中

柄の連続性がデザインの命であるため、ミリ単位の 柄合わせ のズレが非常に目立ちます。

施工後

天然素材に近い壁紙の場合、急激な乾燥による継ぎ目の開きに注意が必要です。

あわせて知っておきたい、関連の知識

インポート壁紙

ウィリアム・モリス、いちご泥棒、ラークスパー、ウィローボウ

不織布壁紙、 リピート柄 、 アクセントクロス