壁紙の選び方を解説するマニュアルのタイトル画像。色や柄のサンプルが木目の背景に並び、「お部屋別に詳しく解説!壁紙の選び方完全マニュアル」と書かれている。

こんにちは、山口です。

最近、部屋の雰囲気を変えたくて壁紙を選んでいたのですが、思っていた以上に迷ってしまいました。

明るい色は落ち着かない気がするし、くすんだ色はちょっと寂しく感じて、なかなか決められなくて。

サンプルを眺めながら「どんな空間で過ごしたいんだろう」と考える時間が増えました。

今回は、そんなふうに壁紙選びで悩んでいる方に向けて、色や柄、素材の選び方についていろいろ書いてみました。自分らしい空間づくりの参考になればうれしいです。

目次

失敗しない壁紙の選び方|部屋別・色・柄・コツまで完全ガイド

壁紙の選び方で失敗しないために知っておきたい基本的なポイントは?

壁紙を選ぶときに「なんとなく見た目で決めてしまった…」「無難な白ならなんでもいいかな…」という方、意外と多いんです。でも、ちょっと待ってください。壁紙には種類ごとにそれぞれ特徴があり、部屋に与える印象や快適さにも大きく影響します。

毎日目にするものだからこそ、「なんとなく」ではなく、「自分や家族が心地よく過ごせる空間にするための選び方」を知っておくことが大切です。

壁紙の種類とそれぞれの特徴を理解しよう

まず壁紙を選ぶ際に、基本として知っておきたいのが、壁紙の「種類」です。よく使われるのがビニールクロス。これは価格も手頃で、汚れに強く、施工もしやすいという点から、新築・リフォームを問わず多くのご家庭で選ばれています。機能性を重視する方には心強い選択肢です。

一方で、輸入壁紙に多い「不織布(フリース)」素材は、通気性に優れ、紙のような自然な風合いと豊かなデザイン性が魅力です。ヨーロッパでは「暮らしを彩るアイテム」として、リビングから寝室、玄関、キッチンまで幅広く使われています。水回りでの使用に不安を感じる方も多いですが、実際の生活で“バケツで水をかける”ような場面は少なく、軽い水はね程度であれば問題ないのが実情。清潔さとデザイン性を両立できる素材として、取り入れる価値は十分あります。

このように、壁紙は「どの部屋に使うのか」「どんな空間にしたいのか」という目的によって、最適な種類が変わります。機能性の安心感を重視するなら国産クロスを、心が満たされる空間をつくりたいなら輸入壁紙を。それぞれの良さを理解して、空間に合わせて使い分けるのが理想的な選び方です。

素材・機能性・メンテナンス性の違いを知る

見た目も大切ですが、素材や機能性にも注目しましょう。

たとえば、抗菌・消臭機能のある壁紙はトイレや洗面所などの水回りに、汚れ防止機能や表面強化タイプは、小さなお子さんやペットがいるご家庭におすすめです。家族が長い時間を過ごすリビングなら、汚れにくく、長く美しさを保てる素材を選ぶことで、安心感もぐっと高まります。

お手入れのしやすさも、壁紙を選ぶうえで大切なポイント。

表面がつるっとしたタイプは汚れが付きにくく、軽く拭くだけでお手入れが完了します。一方で、織物調や石目調などの凹凸デザインは、光の当たり方で表情が変わり、空間に奥行きを与えてくれます。デザイン性とお手入れのしやすさ、そのどちらを優先するかを考えることが、失敗しない壁紙の選び方のコツです。

また、輸入壁紙の多くに使われている不織布素材は、通気性がありカビが発生しにくいというメリットも。湿気を閉じ込めず、空気を循環させることで、快適な空間を保てます。「おしゃれだけどお手入れが心配」と感じる方にこそ、実はおすすめできる素材です。

アクセントクロスを効果的に取り入れるための壁紙の選び方

最近は、部屋の雰囲気をぐっと変える“アクセント使い”を取り入れる方がとても増えています。ただ、「好きな色だから」「映えそうだから」という理由だけで選ぶと、空間全体のバランスが崩れてしまうことも。

壁紙の選び方で大切なのは、どの面に、どのくらいの面積で、どんな質感を使うかを、部屋全体の構成と合わせて考えることです。

たとえば、リビングに入ったとき最初に目に入る壁や、ソファ・テレビの背面など、自然と視線が集まる場所に取り入れると効果的。

逆に、窓や扉が多い壁は面積が限られるため、柄の途中が切れてしまうこともあります。そんなときは、小さな面積でも映えるデザインや、質感で変化をつける工夫がおすすめです。

また、質感によって印象は大きく変わります。

マットな仕上がりなら落ち着いた雰囲気に、光沢のあるタイプならラグジュアリーで洗練された印象に。

輸入壁紙には、織物調やペイント風、アートのようなデザインなど、柄と質感を同時に楽しめるものが多くあります。「一面だけでも空間ががらっと変わる」――そんな感動を味わえるのが、上質な壁紙の魅力です。

実際に、リビングの一角にお気に入りの輸入壁紙を取り入れたお客様からは、「まるでカフェみたいで、家にいるのが楽しくなった」「以前は外に出て息抜きしていたけど、今は家がいちばんの癒しの場所になった」といった声も。壁紙の選び方ひとつで、暮らしそのものが豊かになります。

迷ったときは、サンプルを取り寄せて光の入り方や家具との相性を確かめてみてください。「好き」と「暮らしやすさ」を両立させた、自分らしい空間をつくる――それが、後悔しない壁紙の選び方です。

色や柄の印象を活かす壁紙の選び方|おしゃれに仕上げるためのコツも

壁紙は「ただの背景」ではなく、空間の印象を決める大切な要素。同じ部屋でも、色や柄の選び方ひとつで、明るさ・広さ・心地よさが大きく変わります。

“なんとなく無難に”ではなく、「どんな雰囲気の部屋にしたいか」「家族がどんな気持ちで過ごしたいか」を出発点に考えることで、より満足度の高い空間がつくれますよ。

白い壁紙が与える印象と選ぶ際の注意点

「とりあえず白にしておけば無難」と思われがちですが、実は白にも多くの種類と表情があります。

白い壁紙は光を反射して部屋を明るく見せる効果があり、リビングや寝室、トイレなど幅広い空間に使いやすい定番カラー。自然光が少ない部屋でも、パッと明るい印象を与えてくれます。

ただし、白は反射が強い分、冷たく感じたり、疲れやすくなることもあります。特に光に敏感な方には、やわらかいトーンのベージュホワイトやグレイッシュホワイトの方が落ち着いた空間に。医療施設などでも真っ白を避け、穏やかな中間色を選ぶことが多いのはこのためです。

また、同じ白でも素材や質感によって印象は大きく変わります。たとえば、ツルっとした白は清潔感がありモダンな印象に、織物調や石目調の白はやわらかく温かみのある雰囲気に仕上がります。輸入壁紙では、光の当たり方で表情が変わるタイプも多く、“ただの白”ではなく“奥行きのある白”を楽しむことができます。

一方で、白は汚れが目立ちやすいため、人の出入りが多いリビングや玄関まわりでは、防汚や表面強化タイプを選ぶのがおすすめです。全体を真っ白でまとめると単調になりやすいので、ベージュやグレーをアクセントに取り入れて陰影や奥行きをつくると、空間におしゃれな立体感が生まれます。

柄のある壁紙を選ぶときに意識したいポイント

お部屋の雰囲気をぐっとおしゃれに変えてくれるのが柄のある壁紙。「かわいい!」「かっこいい!」という直感も大事ですが、空間全体とのバランスを意識することで、より長く愛せるデザインになります。

まずは、柄の大きさと部屋の広さのバランス

小さな部屋 × 大柄 → 圧迫感が出やすい

大きな部屋 × 小柄 → 遠目では柄がぼやけてしまう

大きい柄の壁紙を広い部屋・狭い部屋で比較した例。広い部屋では開放的に見え、狭い部屋では圧迫感が出やすいことを示す図解。 小さな柄の壁紙を広い部屋・狭い部屋で比較した図解。広い部屋では柄がぼやけて見え、狭い部屋では柄がはっきり見えて広く感じられる例。

輸入壁紙には、海外ならではの大胆なパターンや繊細なモチーフが多く、スケール感を考えて選ぶことが大切です。気になる柄は、A4サイズではなく、できるだけ大きなサンプルで確認してみましょう。

次に、家具やインテリアとの相性。ナチュラルな木目と合わせたいならリーフ柄や織物調、モダンな空間には幾何学模様やストライプが◎。柄のテイストと素材感を揃えると、空間がぐっとまとまります。

さらに、柄は全面ではなくアクセントとして使うのもおすすめ。一面だけ、柱の側面や天井、ニッチの奥など、小さな面積でも存在感を発揮します。「貼る面を絞って“魅せる”」ことで、メリハリのある空間になります。

輸入壁紙の魅力は、デザインだけでなく質感の豊かさ。光沢や凹凸、手描き風のプリントなど、ただの柄ではない“空気感”を演出できます。“柄物は勇気がいる”と思う方も、まずは一面から取り入れて、変化を楽しんでみてください。

部屋を広く見せたいときに選ぶべき色とは?

「部屋が狭く感じる…」ときは、まず色の明るさとトーンに注目してみましょう。白やベージュ、淡いグレーといった明るい色は光を反射し、空間を広く見せてくれます。天井まで同系色でまとめると視線が分断されず、より開放的な印象に。

一方で、壁と天井のトーン差をつけすぎると天井が低く見えたり、圧迫感が出てしまうこともあります。壁と天井の色味を近づけることで、自然な奥行きと一体感が生まれます。

トーンの差を比較する図。左は壁と天井が同系色で視線が分断されず開放的、右は天井が色味で差があり低く見え圧迫感が出るリビングの例。

さらに、壁紙の素材や質感も空間の印象を大きく左右します。マットな質感なら柔らかく穏やかな雰囲気に、光沢のある仕上げなら奥行きと高級感をプラス。輸入壁紙はこの質感表現が特に豊かで、同じ色でも光の当たり方によってまったく異なる表情を見せてくれます。

また、家具や床、カーテンとの色合わせも大切なポイントです。色数を増やしすぎず、ベースカラーを統一することで、すっきりと広がりのある空間に整います。

「狭いから仕方ない」とあきらめず、色と質感の組み合わせで心地よい空間を演出してみてください。

色選びで失敗しないためのバランス感覚

色選びの失敗で多いのが、「好きな色を選んだのに落ち着かない」というケース。これは色そのものの問題ではなく、空間全体のバランスが取れていないことが原因です。

ポイントは、「この色だけを主役にしない」こと。壁・天井・床・家具・照明のすべてをトータルで見て、全体の調和を意識しましょう。

たとえば、壁紙が個性的なら家具をシンプルに、逆に家具に色を入れるなら壁紙は控えめに。

また、色数は多すぎないほうが◎。ベースカラー70%、メイン25%、アクセント5%の「色の黄金比」を意識すると、空間が自然に整います。輸入壁紙の繊細なトーンやテクスチャーを活かすなら、色数を抑えて質感で変化を出すのもおすすめです。

リビングでの色数バランスの比較。左はベース70%・メイン25%・アクセント5%で配色が整っている例、右は色数が多くまとまりがない例。

最後に、サンプル確認は必須。同じベージュでも、光沢の有無で印象は大きく変わります。昼と夜、照明の色温度でも見え方は違うので、実際の部屋で試し貼りしてみましょう。

色や柄は感性で選ぶもの。でも、感性を支えるのは“知識”です。“好き”を大切にしながら、空間全体を見渡して選ぶことで、後悔しない壁紙選びができますよ。

部屋ごとに変えるべき壁紙の選び方|リビング・寝室・水回り別ガイド

壁紙は、部屋の用途によって求められる役割が異なります。たとえば、家族が集まるリビングでは「くつろぎ」や「おもてなし」が大切ですが、寝室では「安らぎ」、水まわりでは「清潔感」や「機能性」が重視されます。

それぞれの空間に合った素材やデザインを選ぶことで、暮らしの心地よさが格段に変わります。ここでは、リビング・寝室・トイレ・洗面所・天井それぞれに合う壁紙選びのポイントをご紹介します。

リビングにおすすめの壁紙と選び方のポイント

家族が集まり、来客を迎えることも多いリビングは、家の「顔」ともいえる空間。だからこそ、なんとなく選ぶのではなく、家具や照明、過ごし方との調和を意識して選びましょう。

まず考えたいのは「どんな雰囲気にしたいか」。

ナチュラルテイスト:ベージュやオフホワイト、木目に合う織物調クロスで、やわらかい温かみを。

モダンテイスト:グレーやチャコールをアクセントに、空間を引き締めて洗練された印象に。

個性派スタイル:柄入りの輸入壁紙で、アートのような存在感を。カフェのような雰囲気もつくれます。

ベージュ・グレー・グリーンの3パターンで比較したリビングのイメージ画像。壁紙の色によって雰囲気が変わる様子を示している。

特に輸入壁紙は、質感や印刷の立体感が豊かで、ビニールクロスでは出せない深みが魅力。たとえば、花柄でも“にじみ”や“陰影”があり、光の角度で表情が変わります。リビングに一面だけ取り入れるだけで、まるでカフェやホテルのような空間に。

また、長く過ごす場所だからこそ機能性も大切。防汚・抗菌機能を持つクロスを選べば、お手入れが楽で清潔に保てます。

そして忘れてはいけないのが、天井とのバランス。明るめの天井で開放感を出すもよし、グレージュ系で包まれるような落ち着きを演出するのもおすすめです。

最後に、気になるデザインは必ずサンプルを壁に当てて、光と家具との相性を確認してみましょう。

寝室に合う壁紙の色・柄・素材の選び方

落ち着いた寝室づくりのポイントは、まず「色」と「トーン」を整えること

ベージュ・グレー・ブルーグレーなどのアースカラーは、光を柔らかく受け止め、心を静かに落ち着かせてくれます。

ネイビーの縦ストライプ壁紙をアクセントにした寝室。白い寝具と窓からの光が、落ち着いた雰囲気を作り出しているインテリア例。

こちらの寝室では、ベッドヘッドの一面に深いブルーのストライプをアクセントとして使用しています。

濃い色でもトーンが抑えられているため、刺激が強すぎず、夜のくつろぎ時間にぴったり。

一面だけに柄を入れることで、空間全体の落ち着きはそのままに、奥行きとリズムが生まれます。

また、周りの壁やカーテンを淡いグレー系でまとめることで、柄とのバランスが取れ、寝室らしい静けさを保てています。

このように、アクセントを使う場合も“落ち着いた色味の組み合わせ”が鍵です。

素材選びでは、光沢の少ないマットな質感の壁紙が寝室向き。

輸入壁紙のように織物調の奥行きがあるものを選ぶと、光の加減でやわらかい表情が生まれ、より心地よい空気感に。

トイレにぴったりな壁紙の特徴と選ぶコツ

毎日使うトイレは、コンパクトながらも印象を左右する大事な空間。デザイン性の高い壁紙を取り入れることで、気分の上がるお気に入りの場所に変えられます。特に、輸入壁紙の繊細な柄や色合いは、トイレのような小さな空間でもしっかり存在感を発揮します。

ただ、気になるのが汚れやニオイという方も多いですよね。そんな場合は、一面だけに輸入壁紙を使い、ほかの面を拭き取りしやすい国産の機能性クロスにするという方法もおすすめ。見た目の満足感と、お手入れのしやすさを両立できます。

トイレの壁紙選び事例。白い無地壁紙の壁と植物柄アクセント壁紙を左右で比較し、アクセントクロスが空間を引き締める様子を示す。

実際、トイレは水が跳ねることはあまりなく、日常的な汚れも軽い水拭きで十分きれいになります。だからこそ、デザインで心が動く壁紙を選ぶことが、長く愛着の持てる空間づくりにつながります。

狭い空間だからこそ、思いきった柄や深みのある色も取り入れやすい場所。お気に入りの一枚をアクセントにして、毎日のルーティンが少し楽しくなるトイレにしてみてください。

洗面所の湿気対策も踏まえた壁紙選びの注意点

洗面所は湿気が多く、水はねも発生しやすい場所。拭き取りやすい表面や防カビ・抗菌機能付きのクロスを選ぶのが基本です。

白やブルー、やわらかいグリーンなど、清潔感のあるカラーをベースにすると、明るく爽やかな印象になります。一部に柄や色を加えると、空間にアクセントが生まれ、おしゃれさもアップします。

洗面所のアクセントクロス事例。ブルー系の壁紙を鏡まわりに使い、オレンジやピンクの花柄が映えるデザインと、白ベースの壁紙を並べて比較しているインテリア写真。

また、輸入壁紙でも、表面が塩化ビニル素材のタイプであればお手入れは簡単。軽い水拭きにも対応でき、水はねが気になる場所でも安心して使えます。見た目の美しさと扱いやすさ、どちらも兼ね備えた素材を選ぶのがポイントです。

光の映り込みが多い場所なので、質感の見え方をサンプルで確認しておくと安心。タイルや洗面台の色との相性も、全体の統一感を考えて選びましょう。

天井に使う壁紙を選ぶときの失敗しないポイント

天井は、意外と空間の印象を左右します。明るい色で開放感を出すのが基本ですが、落ち着きを求めるならワントーン落とすのもおすすめ。グレーやベージュ系を取り入れると、包まれるような安心感が生まれます。

小さな空間や個室では、ストライプや木目など淡い柄物を使うと奥行き感が出ます。ただし、濃い色や強い柄は圧迫感が出やすいので、面積や照明とのバランスを見ながら選びましょう。

部屋ごとに「求める心地よさ」は違います。輸入壁紙は、見た目の美しさだけでなく、質感や空気感、感性への満足を与えてくれる存在。「好き」を大切にしながら、空間に合った素材と機能を選ぶことで、毎日が少し特別な時間になります。

戸建てリフォームで失敗しない壁紙の選び方と内装全体とのバランス

内装のトータルコーディネートを意識した壁紙の選び方

戸建てのリフォームでは、ただ新しい壁紙を貼るだけでなく、内装全体のバランスを意識することが大切です。特に壁紙は面積が大きく、部屋単体ではなく家全体の印象を左右します。

まず注意したいのが、リフォームならではの下地の状態。古い住宅では壁の下地に歪みや傷みが残っていることもあり、そこに薄手のクロスを貼ると凹凸が目立つことがあります。少し厚みのあるタイプや質感のある素材を選ぶと、下地の影響を受けにくく仕上がりも美しくなります。

また、建具や床との調和も欠かせません。既存の建具の色に合わせて壁紙を選ぶのはもちろん、「壁紙に合わせて建具や床を塗装で整える」という方法も。リフォームだからこそできる柔軟な発想で、全体に統一感を出すことができます。

さらに、カラーや素材のバランスも重要です。壁・床・天井・建具が自然につながるように、家全体のトーンを揃える意識を持つことで、落ち着きのある心地よい空間に仕上がります。

東京西部・山梨・静岡・長野エリア向けに壁紙工事の相談をLINEで受け付けていることを案内するバナー。「壁紙の工事ならLINEでご相談ください」と大きく書かれ、下部には「いまなら選べるサンプルプレゼント中」と強調された告知あり。背景にはグリーンのフィルターがかかったリビングの写真。

リフォーム時に見落としがちな壁紙選びの落とし穴

リフォーム後の「思っていたのと違う…」という後悔の多くは、部分的な視点で選んでしまうことにあります。

たとえば、壁だけ新しくしても天井や建具が古く見えてしまうことがあります。結果的に追加工事が必要になり、トータルのコストが増えることも。可能であれば、壁と天井をセットで見直すなど、空間全体で計画するのがおすすめです。

また、既存の床や建具とのバランスも見落とされがち。壁紙だけが新しくても、他の要素と合わないとちぐはぐな印象になります。色味や素材感を合わせることで、全体の統一感が生まれます。

さらに、暮らしの中で気になる機能性もチェックしておくと安心です。ただし、防汚や消臭などの機能だけに頼るよりも、素材や色・柄の工夫で生活のしやすさを高める方法もあります。たとえば、汚れが気になりにくい柄物や、多少の汚れを目立たせないトーンを選ぶなど、デザインで解決できる部分も多いです。

長く住む家だからこそ考えたいデザイン性と実用性

リフォームは、「今の自分たちの暮らしに合った空間」をつくるチャンス。

毎日目にする壁紙だからこそ、心が落ち着き、見るたびにうれしくなるデザインを選びたいものです。

特に輸入壁紙には、国産にはない大胆な柄・ニュアンスのある色合い・質感の豊かさがあります。北欧のやわらかなトーンや、クラシックな花柄、幾何学模様など、貼るだけで空間に物語や個性が生まれます。「家にいながらお気に入りのカフェのように過ごせる」──そんな喜びを感じる方も少なくありません。

とはいえ、デザインを楽しみながらも暮らしやすさは大切。たとえば、汚れが気になりやすい部分には濃い色や柄物を使って目立ちにくくする、ベースを落ち着いたトーンでまとめてアクセントに遊びを加えるなど、見た目と実用性のバランスを取る工夫がポイントです。

後悔しない壁紙選びのために!押さえておきたいまとめとアドバイス

自分のライフスタイルに合った壁紙を選ぼう

壁紙選びで一番大切なのは、「どんな暮らしをしたいか」を軸に考えること。たとえば、家族でくつろぐ時間が長いなら、落ち着いたカラーや温かみのある質感を選ぶことで、安心感のある空間に。来客が多い・インテリアを楽しみたい方なら、大胆な柄やアクセントクロスで個性を表現するのもおすすめです。

特に輸入壁紙には、国産ではなかなか出会えない独特の色合い・繊細な柄・質感の深みがあります。北欧のナチュラルな雰囲気、クラシックな重厚感、モダンな洗練感など、理想のテイストを明確にすると、選ぶべき一枚が自然と見えてきます。

また、空間の使い方も意識しましょう。長く過ごすリビングや寝室はリラックスできる色を、短時間で使うトイレや廊下には遊び心のあるデザインを。「見るたびに心地よい」と思える壁紙を選ぶことが、後悔しないための一番のポイントです。流行よりも、「自分たちの暮らしに合うこと」を大切にしましょう。

ショールームやサンプル活用のすすめ

カタログやネットの写真だけで壁紙を選ぶと、届いてから「思っていた色と違う」「部屋に貼ったら雰囲気が合わなかった」という失敗につながりがちです。だからこそ、ショールームやサンプルを活用して「実際の目で見る・触れる」ことが大切になります。

特に輸入壁紙は、写真では伝わりにくい質感や素材感、光の当たり方によるカラーの見え方に大きな魅力があります。マットな織物調、光沢のあるタイプ、凹凸のあるエンボス加工など――同じ柄でも質感によって空間の印象はまったく違ってきます。

また、ショールームでは壁一面に貼られた実物を見られるので、「アクセントクロスをどれくらいの面積に入れるとちょうどいいか」などもイメージしやすくなります。お店のスタッフにコーディネートの相談をしてみるのもおすすめです。思いがけないデザインやカラーの提案で、新しい発見があるかもしれません。

小さなサンプルでも、家に持ち帰って家具や照明の光と合わせてみると、実際の部屋でどう見えるかが分かります。これによって、貼った後の「思っていた雰囲気と違う」という後悔を防ぐことができますよ。

貼れる?合う?迷ったらLINE相談。サンプルが欲しい・ブルーの壁紙を紹介して欲しい・この壁にもDIYできる?などお気軽にご相談ください。

壁紙選びでよくある失敗例とその対処法

壁紙を選ぶとき、「これ素敵!」と直感で決めるのも楽しいですが、実際に貼ってみてから「思っていたのと違う…」と感じる失敗は少なくありません。よくあるケースとその対処法を見ていきましょう。

まず多いのが、カラーや柄の見え方の違いです。小さなサンプルでは落ち着いて見えた色が、広い壁に貼ると鮮やかすぎたり、逆に暗く感じたりすることがあります。この場合は、大きめのサンプルやショールームで実際の貼り上がりを確認しておくと安心です。

次に、「おしゃれにしたい」と思ってアクセントクロスを大胆に入れたものの、空間が落ち着かなくなってしまった、という失敗もあります。これは、家具や照明とのバランスを考えずに選んでしまうのが原因。事前にコーディネート全体をイメージし、面積や位置を調整することが大切です。

また、壁紙の種類による施工性にも注意しましょう。国産のビニールクロスは貼りやすく機能性も充実していますが、薄手だと下地の状態が出やすいことも。輸入壁紙は素材感やデザイン性に優れていますが、柄合わせが難しかったり、厚みがあることで扱いに慣れが必要な場合もあります。DIYで挑戦する際は、種類や難易度を考えて選ぶのがおすすめです。

最後によくあるのが、「自分は気に入っているのに、家族の意見と合わなかった」というケース。長く暮らす家だからこそ、家族と一緒に意見を出し合いながら選ぶことで、後々の後悔を減らすことができます。

実物の確認・全体のバランス・住む人の意見を大切にすれば、きっと納得のいく壁紙選びができますよ。

株式会社ミライズ 山口剛
山口 剛 (WallStylist & チームスタッフ共著)

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山梨県出身。家業である壁紙の卸業を継ぎながら、壁紙専門店「WALLPAPER STORE」のウェブ編集者として活動中。子どもの頃から壁紙という素材に親しみ、その魅力に気づいたのは大人になってから。「空間を一変させる壁紙の力」に感銘を受け、家業とともにインテリア業界での新たな挑戦をスタートしました。 「WALLPAPER STORE」では、壁紙の魅力をより多くの人に届けるため、サイトやSNSで情報を発信しています。DIY好きのチームメンバー「かべのこ」「くーちゃん」「あさくま」そして施主の想いや暮らしに寄り添いながらインテリアを一緒に創り上げる「ウォールスタイリスト」とともに、初心者にも取り組みやすいアイデアをブログやコンテンツを通じてお届けしています。

Profile

1983年、山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学SFC卒業後、インテリジェンス(現パーソルキャリア)に新卒入社。事業企画担当として、中期経営計画策定や予算管理、プロジェクトマネジメントなどに従事。関連会社の統合や事業譲渡、合弁会社立ち上げといった幅広い経験を積む。週末は息子のサッカーに付き添いながら、自分より熱が入ってるかもと思うこともしばしば。根っからの浦和レッズファンで、週末のTV観戦が何よりの楽しみ。子どもが寝た後は、ビールを片手にAirPodsで大音量観戦するのが最高のリラックスタイム。たまに盛り上がりすぎて家族に突っ込まれるけど、それもご愛敬。