エアコン周り

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壁掛けエアコンの周囲に沿って壁紙を細かく切り込みながら、隙間なく収めるように施工している手元の様子

エアコン周り(えあこんまわり/Around the air conditioner)とは?

壁面に設置されたエアコン本体の背面や側面、および配管ダクトが通る箇所の周辺を指します。壁紙施工において最も難易度が高い部位の一つであり、本体を動かさずにいかに隙間なく美しく貼るかが技術的なポイントとなります。

この言葉が指すものと、その役割

適用場所

リビング、寝室、子ども部屋など、エアコンが設置されているすべての居室の壁面が対象となります。

目的・ニーズ

エアコンを取り外さずに壁紙を貼り替える際、本体の影や裏側にわずかに壁紙を潜り込ませることで、既存の壁紙が見えないように仕上げる必要があります。

施工方法

DIY で行う場合は、エアコン本体を養生し、配管やコンセントを避けながら複雑な切り込みを入れる高度な手法が求められます。

注意事項

無理に本体を浮かせると配管の破損やガス漏れのリスクがあるため、安全に配慮しながら手の届く範囲で丁寧に仕上げることが重要です。

混同されやすい、似た表現との違い

コンセント周り

  • 定義の違い: エアコン周りは大型の家電本体とその配管周辺を指しますが、コンセント周りは壁に埋め込まれた電気差込口のプレート周辺を指します。
  • 用途・適用場所の違い: エアコン周りは高い位置での作業になりますが、コンセント周りは足元や腰高の位置が多く、プレートを外して施工できる点が異なります。
  • 素材・機能の違い: エアコンは重量物であり可動させることが困難ですが、コンセントは化粧カバーを外すだけで境界線の処理が容易に行えます。
  • 価格帯・入手性: どちらも既存の設備ですが、エアコン周りの施工をプロに依頼する場合、本体の脱着を伴うと別途高額な費用が発生することがあります。
  • 注意点: エアコン専用のコンセントも「エアコン周り」に含まれますが、本体と同様に高い位置にあるため作業時の安全確保が必須です。

梁周り

  • 定義の違い: エアコン周りは後付けの設備周辺を指すのに対し、梁周りは建物の構造体である突き出した柱や梁の角部分を指します。
  • 用途・適用場所の違い: どちらも天井に近い高所作業になりますが、梁周りは「角( 出隅入隅 )」の処理が中心となり、エアコン周りは「障害物の回避」が中心となります。
  • 素材・機能の違い: 梁は動かせない構造体ですが、エアコンはわずかに浮かせるなどの調整が物理的に可能な場合があります。
  • 価格帯・入手性: 壁紙のDIYにおいては、梁周りよりもエアコン周りの方が切り込みの複雑さから失敗のリスクが高いとされています。
  • 注意点: エアコンが梁に設置されているケースも多く、その場合は両方の施工テクニックを同時に使い分ける必要があります。

きれいに仕上げるために、配慮したいこと

商品選択時

厚みのある壁紙を選ぶと、エアコン裏に差し込みにくくなる反面、切り込みを入れた際のわずかな隙間が目立ちにくくなります。

購入時

エアコンを避けるための複雑なカットで失敗しやすいため、予備の壁紙を通常より多めに確保しておくことが推奨されます。

施工前準備

養生 ポリシートなどでエアコン全体を包み、糊が本体に付着したり、内部にゴミが入ったりしないよう徹底して保護しましょう。

施工中

本体を無理に動かさず、壁紙に「逃げ」の切り込みを細かく入れながら、 ヘラ を使って数ミリだけ裏側に押し込むのがコツです。

施工後

エアコンの振動や送風による乾燥で端が浮きやすいため、境目を ジョイントコーク で補強して剥がれを予防します。

あわせて知っておきたい、関連の知識

壁紙の適用箇所・部位

窓枠、ドア枠、コンセント周り、梁、カーテンボックス

下地処理ジョイントコーク 、 養生、DIY