グスタヴィアンスタイル

« Back to Glossary Index
淡いグレーとホワイトを基調にしたグスタヴィアンスタイルのリビング。装飾モールディングのある壁面に、シャビー仕上げの木製家具とクラシカルなソファやチェアが配置され、自然光とシャンデリアが上品で静かな雰囲気を演出している室内空間。

グスタヴィアンスタイル(ぐすたびあんすたいる/Gustavian style)とは?

8世紀後半のスウェーデン国王グスタフ3世の時代に、フランスのルイ16世スタイルを北欧風にアレンジして生まれたインテリア様式です。宮廷の気品ある装飾性と、白やグレーを基調とした素朴で明るい雰囲気が共存する「洗練された田舎風」のデザインを指します。

この言葉が指すものと、その役割

適用場所

リビング、寝室、ダイニングなど、上品かつ開放感のある空間を作りたい場所。

目的・ニーズ

アンティーク調の優雅な空間演出、室内を明るく広く見せる視覚効果、 DIY でのセルフリノベーション。

施工方法

繊細な色味や質感の インポート壁紙 をプロに依頼して仕上げるほか、 賃貸 でも使える 剥がせる壁紙 での再現も人気です。

注意事項

単なる真っ白な 壁紙 では味気なくなりがちなため、質感やニュアンスカラーにこだわって選ぶ必要があります。

混同されやすい、似た表現との違い

フレンチカントリー

  • 定義の違い: フランスの地方の伝統的な様式で、グスタヴィアンよりも曲線的な装飾や華やかな花柄、温かみのある色が多用されます。
  • 用途・適用場所の違い: キッチンや子供部屋など、賑やかで家庭的な温もりを感じさせたい場所に適しています。
  • 素材・機能の違い: 厚みのあるビニール素材や、凹凸で素材感を表現したデザインが多く見られます。
  • 価格帯・入手性: 国内メーカーの 壁紙 でもラインナップが豊富で、比較的低予算で計画できます。
  • 注意点: グスタヴィアンよりも「可愛らしさ」が強く出るため、クールで静かな印象を求める場合には向きません。

シャビーシック

  • 定義の違い: 使い古された風合いや、ペンキの剥がれなど「時間の経過」を美しさと捉える、より退廃的でロマンチックなスタイルです。
  • 用途・適用場所の違い: 寝室やサニタリーなど、プライベートでノスタルジックな世界観を作りたい空間に馴染みます。
  • 素材・機能の違い: 塗装のひび割れを再現した 不織布壁紙 など、視覚的なテクスチャが強いものが選ばれます。
  • 価格帯・入手性: インポート壁紙 に多く見られるスタイルで、1本あたりの単価はやや高めになる傾向があります。
  • 注意点: 汚れのように見えてしまうこともあるため、清潔感が求められる場所での採用には配慮が必要です。

きれいに仕上げるために、配慮したいこと

商品選択時

繊細なグレーやブルーの色調が命であるため、必ず実物の サンプル を確認し、部屋の照明下での見え方をチェックしましょう。

購入時

大面積に貼る際は、色ムラを防ぐために製造番号( ロット )が揃っていることを必ず確認してください。

施工前準備

上品な塗装仕上げのような質感を出すために、 下地 の凸凹をパテなどで丁寧に取り除いておくことが重要です。

施工中

無地に近い柄の場合は特に、 ジョイント (継ぎ目)が目立たないよう慎重に施工し、余分な 糊 はすぐに拭き取ります。

施工後

継ぎ目の開きを防ぐため、施工直後の急激な暖房や乾燥を避け、自然に馴染ませる時間を設けてください。

あわせて知っておきたい、関連の知識

インテリアデザイン

フレンチスタイル 、 シャビーシック 、北欧インテリア、プロヴァンス

モールディング 、ニュアンスカラー、 輸入壁紙